今回は趣味の鉄道模型のお話です
とある鉄道模型店の中古を眺めていたら
違和感を感じた物がぶら下がっていました(笑)
直流電気機関車である事はボディカラーで分かりましたが
側面の感じが…
少し迷いましたが
店頭の試走でも無事に動きましたので手に入れる事にしました♪
KATO EF65改 EF61
シバサキのエッチングキットを用いて改造した
EF65ベースのEF61です
キットを販売しているのは過去に何度も見ましたが
それを完成させた物を見るのは初めてでした
専門誌の写真等では見た事がありましたが
まさか手に入れる事になるとは(笑)
因みに、PS22パンタグラフが載ってますが
実車の12号機は搭載していなかった模様です
前のオーナー様の好みだったと思いますが
折角ですのでこのまま活かしますよ♪
違和感を感じた側面です(笑)
ルーバー形状や窓の形を見て、単なるKATOのEF65旧製品では無いと判断
手にして直ぐにシバサキのキットを用いた物だと分かりました
模型的には
EF61タイプになるキットだった様で
それでも当時の製品ラインナップを思えば
バリエーションを増やすための貴重なキットだったことは間違い無いと思います
まだキットを組み立てずに死蔵している方もあるかも知れませんね
キットの構成は
中央に設置されたヘッドライトのパーツ、ナンバープレート、側面パーツだった様で
改造手順は結構大変だった様です
前面の2灯ヘッドライトを埋め、キットのヘッドライトパーツを貼り付け
側面はキットの側板がはまる分だけ
元の車体を削り、接着剤を流し込む穴を開け
キットの側面の板を屋根のカーブを出してから貼り付ける物
今、種車とキットを手にしても
私は組み立てないかなぁ(笑)
塗装してナンバープレートを貼れば出来上がりですが
結構、腕前が試されるキットだったと思います
さて
ベースのEF65についても少し触れますよ
KATOの3桁時代のEF65がベースでした
スカートが台車マウントになってますので
カーブで首を振る、旧製品です
車体を外して動力ユニットを眺めます
整備がてらの分解でしたが
先に触れた通り、店頭の試走で動きました
この個体、既に30年以上経っている製品です
それが動く…
改めてKATOさんの技術力に驚きますねぇ
更に分解
台車はネジ留めのタイプで、同社のEF70の物をEF65に流用していた時代の物
ダイキャストが3ピースになってますね
下の凸型のダイキャストに中間台車がネジ留めされてます
この頃の動力ユニットは
片方の台車で片側しか集電していません
両端の台車で+と-の電気の一方を取り込む仕組みです
長い絶縁区間を持つポイント等は苦手な仕組みかも知れませんね
台車、車輪のギア
モーター周りのギアに破損が無い事を確認しグリスアップ
集電系統を磨き、モーターのブラシ部分のカーボン煤を取り除いて組み立てて整備完了です
この仕組みの動力ユニットを弄るのは久々でした
簡単な整備に留めたのは
元々の動作に問題がなかった事が大きいですね
因みに先の記事で台車の試走に使っていたのは
このEF61でした(笑)
そんなこんなで旧いモデルですが
まだまだ私の手元で活躍して貰いますよ♪
そんなKATOの旧製品
EF65改造品のお話でした…m(_ _)m