今回は鉄道模型の話です
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先ずは昭栄のキハ35 900
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エンドウ キハ35 900
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トミックス キハ35 900
先日記事にした昭栄のキハ35 900ですが
他社の製品と比べてみますよ♪
今回は金属製のシルバーの車体で比べます
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先ずは昭栄のキハ35 900
金属製の板キットを組み立てた物を中古で入手した事は、先日記事にしました
珊瑚さん販売の製造が昭栄(乗工社、JOE WORKS)さんの物だと推測してます
前のユーザーさんが組み立てた物で
シルバーの車体に、前面の警戒色が入っている形態で仕上がってます
それを手持ちの他社製品と比べてみますよ♪
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エンドウ キハ35 900
こちらも過去に記事にした事がある個体です
ステンレス車体を表現するのに、メッキをかけてまして
その輝きが魅力的ですね
エンドウ製Nゲージらしさを感じます
プラ製品に比べて
あっさりとしたディテールなのが金属製のモデルの特徴ですが
ステンレス車体を表現するには最適だったのか
なかなかよく出来ていると思いますね
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トミックス キハ35 900
ブラスシリーズとして突如発売された
一代しか出されていないシリーズですね(笑)
エンドウのモデルをベースにしていると言われてますが
よく見ると差異もあって楽しめます
エンドウ製がメッキ仕上げだったのに対して、トミックス製は塗装にクリア仕上げでステンレス車体を表現しています
車体のディテール自体はエンドウ製と変わり無い感じですね
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左からエンドウ、トミックス、昭栄
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左からエンドウ、トミックス、昭栄
エンドウ、トミックスは同じ見た目のディテールですが
昭栄は印象が異なる仕上がりですね
前面窓の大きさに特徴があり
方向幕、ライトが抜けているエンドウ、トミックス製品に比べて
昭栄製品は抜けておらず
雰囲気が異なる仕上がりです
けれども、キハ35に見えるのは大したものですね(笑)
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妻面を眺めます
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妻面を眺めます
前面同様に、左からエンドウ、トミックス、昭栄の並び
エンドウ、トミックスは同じ造りですね
コルゲートが再現されているのは各社変わらないですが
実車の特徴を上手く表していると思いますよ
車体の真ん中で繋ぐ形態のエンドウ、トミックスは繋ぎ目の筋が入っているのが分かります
昭栄製品の貫通幌は
前のユーザーさんが取付た物で
元々の製品には含まれていない部品です
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側面を眺めます
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側面を眺めます
上から昭栄、トミックス、エンドウの並び
窓のサイズや表現方法に特徴のある昭栄製品といった印象ですね
乗務員扉の窓のサイズが小さいのも特徴でしょうか?
トミックス製品は車番が印刷されているのに対して
エンドウ製品はモールド表現になってます
またトミックス製品は
窓の表現に使っている透明プラが経年で変色してしまうのも特徴かと思います
中古で入手する際の注意点でもあり
サッシ表現のシルバーが
経年劣化でゴールドに見えてしまうのが残念でもあります
昭栄製は窓のサッシ表現も車体側にあります
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トイレ窓にも差異があります
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トイレ窓にも差異があります
窓の桟が表現されている昭栄製品に比べて
クリアー窓のトミックス
半分が白色のエンドウといった感じですね
エンドウ製が結構いい線いっているのを再確認出来た次第でもありました
さて昭栄製はここまで
エンドウ製品とトミックス製品を更に比べますよ
エンドウ製をベースにトミックスから出されたモデルとされる
トミックスのキハ35 900
タケモリモデルが製造したのだと言う情報がありますが
大きな違いは車体よりも床板、台車にあります
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上からトミックス、エンドウの並び
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上からトミックス、エンドウの並び
床板は別途型を起こした様で
エンドウの物とは異なる物を用いてます
似た造形ですが
比べれば違いが分かるかと思います
トミックス製ではグリーンマックスの凸型動力を採用していて
動力車も付随車も同じ床板を利用しています
台車取付部分に蓋状のパーツが接着され
ピン止めの台車を使って付随車を仕上げています
台車もグリーンマックスの物ではないかと思う造りです
対するエンドウ製品は、トミックス同様に動力車と付随車と同じ様な床板を使ってますが
付随車の床板には動力車向けの開口部が無い造りで
ネジ止めの台車を使う仕様になってます
また、キハ35 900でのみ比較してますので
よく言われる、側面の客窓の差異も気にならない出来でした
メーカーによって差がある
造形に特徴がある
こうして並べる事が叶って、初めて知る事もある
やっぱり鉄道模型って奥が深い
そう思った比較でしたよ…m(_ _)m