人口減・高齢化が進むニュータウンは、段々手つかずの自然が回復しつつあります。わが家の近くにも、毎年 なぜかセミの抜け殻が集中して残っている低木がいくつかあり、このところ 夕方になると そこを点検するのが日課になっています。
狙いはズバリ セミの幼虫。幼虫クンの羽化を観察しよう!というワガママな企画ですが、運良く昨日までに2度のチャンスに恵まれました。というわけで、ブログでその結果を報告します。
まず幼虫ですが、約6~7年を土の中で過ごし、夏の夕方に地上へデビュー。こんな形で、羽化に最適な枝を探しまくります。
だいたい8時頃、体重を使って 薄い殻を破り、真っ白な成虫の姿で出てきました。まだ羽もしわくちゃで、逆立ちしています。このころになると、虫マニアのチビは大騒ぎ
。その後、透明な羽を 徐々に伸ばして、形だけは蝉になります(9:30頃)
これからしばらく、羽や身体を固くする内部変化が起こるようで、朝までジーッとしていたようです。(わが家もお休みタイム
)
で、今朝の5時過ぎには見事なクマゼミが誕生
。夜が明けた5時半には、どこかへ飛び立ってしまいました。もちろん チビはまだ夢の中で、最終形をこの写真でしか見られませんが・・・。
チビ2号は なぜか「アブラゼミがいい!」と言うのですが、そう簡単に営巣地が見つからないので、しばらくクマさんをじっくり目に焼き付けて欲しいと思います。