久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

甘茶の用意

2020年04月24日 | 日記
明日は25日。

いつもなら法要と法話の日なのですが、今月からお休みする事にしました。




法然寺は毎年、4月25日に花まつりをします。
花まつりとは、お釈迦様の誕生(4月8日)を祝う行事で、赤ちゃんの仏像に甘茶をかけることで知られています。

なんで甘茶をかけるのか。

お釈迦様は、生まれてすぐ立ち上がり、四方に7歩歩いて、天地を指差し「天上天我唯我独尊」と喋ったといいます。
そして、その誕生を天が喜び、甘露の雨を降らせた…。という話から、甘露の雨に見たてた甘茶をお釈迦様に振りかけるのです。

毎回、檀家さんの女性数名が甘茶作りをしてくれるのですが、今回はお手伝いを遠慮いたしました。



去年まで、参拝者は甘茶をその場で飲んだり、個人で持ち込んだペットボトルに入れて持ち帰っていました。
でも、今回はこちらで用意したポット(正式名称は「ポリ茶瓶」!)で持ち帰っていただくことにしました。



漢方薬屋さんで買ってきたアマチャの葉をお茶パックに入れて煮出します。




あまりに煮出し過ぎるとエグみが出てしまうので飴色になったらすぐパックを取り出します。

自然に冷まして出来上がり。





花御堂に弟が花を飾ってくれました。
準備万端です。

明日は、朝から甘茶を提供できますので、是非お立ち寄り下さい。


ミナリカイドウが満開です。

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