久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

お盆参り(のお手伝い)

2020年08月09日 | 日記
法然寺のお盆参りは今月4日で無事終え、今日から正安寺のお手伝いで松山を回っています。

今日のお参りは砥部町、井門、古川、余戸、南斎院、高岡、松前町…と広範囲に渡りました。

週間天気では今日明日と崩れるという情報だったのに、今朝見たら連休明けが雨マークになっていました。
今日も暑かったですねー。
この時期の予報はアテにならないですね。

休憩中に井門町の三島神社を散歩しました。





毎年この近くを通るのに、お参りしたのは初めてです。






蝉時雨の中、お百度石を発見しました。




さて、
今日8月9日は長崎原爆投下の日。

お参りを終え、5時過ぎに帰宅するとアニメ映画の「この世界の片隅に」が放映されていました。

戦後75年。
75歳以上の日本人は、7人に1人といわれます。
この人達は、
「高齢化問題」と社会問題にされ、危ないから運転免許を返納しろと言われ、オレオレ詐欺に騙されてしまって息子からメッチャ怒られ、コロナにかかれば死んでしまうぞ!と脅され…。
イヤですねぇ…。生きにくい不寛容な世の中です。

戦前、戦中生まれのいわゆる「後期高齢者(これも嫌な言い方です)」の人達によって今の豊かな日本が作られました。
こんなに仕事でも家庭でも汗水流して懸命に働いた日本人は、今後もう出ないと思います。
お盆は亡くなった人を供養するだけではなく、この人達を労い感謝する日にしてほしいですね。。



先日の8月6日、私のお友達に赤ちゃんが生まれました。
その友達は関東のほうに住んでいて、出産の時には故郷の松山に帰ることを予定していましたが、コロナの再流行で帰省は避けたようです。今日、私のスマホにも写真が送られてきました。かわいい女の子でした。

映画「この世界の片隅に」には、戦争により次々と起こる悲劇の中、ノーテンキな主人公『スズさん』の日常が描かれています。
この可愛らしいノンビリ屋のスズさんが戦争によって人間性を失って感情を剥き出しにして怒り、発狂して、ワンワンと泣くシーンがあります。
戦争がなければ、このスズさんも腕を失うこともなくノンビリと穏やかに暮らせただろうに、「戦争」が「世界の片隅に、ただただ穏やかに生きていたスズさん」から何もかも奪っていきました。

日本人の7人に1人は、このスズさんと同じ時代を生きて、同じような経験していることを忘れてはいけないでしょう。
いま、令和の時代。この世界の片隅に「ただ、生まれてきてくれた幸せな女の子」に、スズさんのような思いを絶対にさせてはなりません。



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