久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

山アジサイと仏教聖樹

2024年06月22日 | 日記

今日から梅雨らしい天気。

境内で山アジサイの咲く場所は、本堂に向かって左側。



山アジサイは成長が遅く、苗を植えてから10年以上経ってもあまり大きくならないけれど、花の数は確実に多くなった。
今、鮮やかに咲いている。















こちらの黄色い花は菩提樹の花。



いい匂いがするのかハチやカナブンが集まっていた。
日本にある菩提樹は、その根元で釈迦が悟りを開いたというインドの菩提樹とは全く別物。





↓こちらもお釈迦さまの伝説にまつわる木、沙羅双樹(ナツツバキ)の蕾。






祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし  (平家物語より)


…の沙羅双樹。
お釈迦さまが涅槃に入る時に沙羅双樹が枯れたように白くなったという。

この沙羅双樹もインド(サーラの木)と日本(ナツツバキ)では別の種類の木である。両者は花も似ていない。

インドの沙羅双樹は新宿御苑の温室にある。だが何十年も花が咲くことはなく、2018年に初めて咲いたらしい。



↑新宿御苑の温室には仏教の三大聖樹としてムユウジュ・ボダイジュ・サラソウジュが植えられている。
私が訪れた時は開花していなかった。残念。。





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