カメムシ…それは、虫の中でも嫌われる虫の1つ…。
見た目も黄緑色。冬になると茶色になって、その平べったい体を冊子の隙間にもぐりこませ冬籠り。
でも、それだけならここまで嫌われることはなかったでしょう。何より、カメムシの嫌われポイントは…臭い!ということです。
ハッキリ言って私も好きじゃありません。
しかし、ここで「臭くないカメムシ」が存在すると言ったら…皆さんどうでしょう?
しかも、とびきり美しい!
それがこちら。
お名前は、アカスジキンカメムシ(赤条金亀虫)。
本州以南の日本に広く生息し、その姿から『歩く宝石』と称されるカメムシです。
しかも「臭くない」。
境内のアジサイの下にいるのを見つけました。
あらためて見ると…。
しかし、なんという深くて美しい色をしているのでしょうか。。金の縁取りの中に漆黒とエメラルドグリーン。
漆と螺鈿細工の工芸品みたいです。複雑な模様で奥行きがあるよう見えますね。
確かに、生きる宝石です。
調べたところ、この色は生きている間にしか見られないようで、死んでしまうとこの鮮やかな色は失われてしまうとのこと。
ですから、捕まえてブローチにしようとしてもダメですよ。
自然のこの美しさには、何か大事な意味があることに違いないでしょうが、それは学者さんに任せるとして。
この感動だけが皆さんに伝わればいいと思います。
では、今日はこの辺で…。合掌。
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