Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2023年11月

2023-12-04 20:12:10 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。

先月、11月のまとめをしてみました。

 

2023年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1844ページ
ナイス数:213ナイス


■月の立つ林で (一般書)
6冊目の青山さん、期待に違わず癒された。誰かの窄 レゴリス お天道様 ウミガメ 針金の光 の5章からなる連作短編。各章どこかで人が繋がって描かれる手法、あっさりしているけど繋がり方がロマンティック。どの章にも登場するポッドキャスト「ツキない話」月にまつわる話が温かい。人間関係等に悩む主人公が耳にした「ツキない話」からインスピレーション、何かヒントを得たみたいに考え、生き方がいい方向に向かっていく様が心地良く、穏やかで素適だ。どの話も良かったけど「お天道様」が特に好き。最期のポッドキャストには心地良く涙。

読了日:11月04日  著者:青山美智子

 

■虹を操る少年 (講談社文庫)
東野圭吾31冊目。進化論も出て来て壮大なファンタジーなSFのような新感覚、超能力を持った若者の話。光にも音楽のようにメロディがある。光を演奏することでメッセージを発信する天才高校生、光瑠は人が発するオーラのような光を認識し、その時の感情も読み取ることができる。光の演奏に感応し集まる若者たちvsその力の大きさから脅威を感じ光瑠の力を消し去ろうとする従来型の権力者、大人たち。若者の未来が開けていくように感じるラストだが読者の想像に委ねるような終わり方でエピローグがあればなと思った。ちょっとハラハラ楽しめた。

読了日:11月08日  著者:東野 圭吾

 

 

■奔る男-小説 金栗四三 (単行本)
伝説の日本初のオリンピック代表、マラソン選手として走り続けた男、金栗四三の物語り。
大河ドラマの「いだてん」は観ていないので名前以外詳しいことは知らなかったのでレースで経験した苦難の連続や当時のマラソンがどういうものか興味深く読めた。実話ベースのためか面白みに欠ける気もするが、3つのオリンピックでのマラソンレース・シーンの描写、心理描写は一市民ランナーとして共感できるリアリティで一緒に走っていた気分。箱根駅伝の創始者だったり日本のスポーツ振興に大きく貢献したということを知ることができ読んで良かった。

読了日:11月13日  著者:堂場 瞬一

 

■そして、バトンは渡された
瀬尾さん初読み。この作品に出会えてよかった。「私には父親が三人、母親が二人いる、家族の形態は十七年間で七回も変わった、でも全然不幸でもないのだ。」血の繋がらない父親たちが繋いでいったバトン、たくさんの親に愛されて育った女の子が結婚するまでの話。ハートフルな親たち、ちょっとファンタジーに感じたけど、共感できる部分もいっぱいあった。優子ちゃんと森宮さんの生活、やりとりが本当に微笑ましく楽しめた。「親になるって、未来が2倍になることだよ」は名言だ。ラストは娘を持つ父親目線で感涙。映画も見て観よう!☆☆☆☆☆

読了日:11月17日  著者:瀬尾まいこ

 

■老いかたレッスン
この手の老いをテーマにしたものをたまに読む。老人になるのにレッスンは必要ないが、良い老い方というのはあると思う。こんなはずではという老後は避けたい。年金生活者になって3年目だが、定年後、老後は外へ出よう~薬は毒~身体と心は繋がっている、には同感だし概ね共感した。身体を若く保つためにも心も若く、日々ワクワク感、好奇心旺盛で生きていきたい。まあ老人というのは75歳以降のようだから、まだ鼻たれ小僧のようなもんだ。サラ~っと書いたエッセイだったのでサラ~っと一気に読めた。

読了日:11月18日  著者:渡辺 淳一

 

■養老先生のさかさま人間学 (ZouSan Books)
有名な「バカの壁」も読んでいない、初の養老先生。
思い込みにとらわれない観察~思考法を小中学生、若者向けに見開き2ページで一つのテーマを読みやすく、愛猫のイラストも楽しめ、語り口のエッセイ風。僕の様な爺が読んでも新鮮で知らないことばかり、そういう考え方もあるよね!と物事をじっくり見つめて本質を考える~視点が違うなあ~新しい発見、未知との遭遇みたいな素敵な読書体験だった。
養老先生の著書を続けて読みたくなる。最期の特別公演「変化するとき」は特に良かった。「変わるのは自分」は印象に残った。

読了日:11月24日  著者:養老孟司

 

■実験4号
久々に読む伊坂幸太郎21作品め。90ページ位なのでサクッと読んで、コラボしたDVDは後から鑑賞。
ピーズの名曲、実験4号の歌詞を題材?
小説ではロックンローラーの男3人の話。
映像では地球の小学校で暮らし3人だけの卒業式をする小学生と先生の話。少しだけリンクしてた。ほとんどの地球人が火星に移住した近未来の話だったけど、ちょっと昔みたいな懐かしさが漂う伊坂節、「ロックンロールを訳すとなんなのさ?」言葉遊び。
「フィッシュストーリー」「終末のフール」に似た雰囲気。読み終わり何も残らないけど後味は悪くない。

読了日:11月28日  著者:伊坂 幸太郎,山下 敦弘

 

「月の立つ林で 」は期待通りで良かったけど

「そして、バトンは渡された」は期待を遥かに超えて楽しめた。

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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