
写真は御浜町阪本
世界遺産 熊野古道「横垣峠」を御浜町神木(こうのぎ)から通って、御浜町阪本へと抜ける峠道。
古道を抜けた先にある風景です。
上の写真は2010年ごろ。
紀伊半島大水害に合う前です。
年々、棚田が減少し、耕作放棄地のようになり、最後は太陽光発電。
使われていない山林も伐採してその斜面に太陽光発電。
日本の風景は少なからず、こういう運命にあるのかもしれません。
10年以上前に紀北町の林業家の方の講演会を聞いたとき、
1枚の風景写真を見せて、そこに写し出されている建造物で行政が建てたものの違和感みたいなものを話しで聞きました。
ようはその風景に溶け込む町づくりみたいなものの美しさを言いたかったと思ったのですが、
まあ、その林業家の方の山にも高速道路が通り、私たちを便利にしてくれています。
水害で多くの石畳を失った横垣峠〜
その後、歩く人がほとんどいなくなりました。
観光で地域に人を呼ぼうと計画を立てている地方には、何を見に、何をしに訪れたいと思っているかを
知らないと手遅れになるかもしれませんね。
なんといっても情報の伝達速度が速い時代になっています。
そう言われてみればYahooのトップページにあった電力消費量のメーターはいつ消えたのでしょうかね〜。
ずっとあっても良かったのに。