熊野平和ギャラリーで展示してあった須川数広さんの絵画に、写真の賀田発電所跡のものがあり、須川さんに訪ねたところ詳しく教えていただけました。
天然の石の上に組み上げられ作られたこの川をせき止める建造物は、いくつもの水害にも負けずに残っていました。
ネットで調べてみると、それらしい事が書いてあるのは尾鷲市賀田町発-古川清流のブログ。
その中で、尾鷲市史から鳥越林道について書かれたところ抜粋しているのですが、
大正14年1月新宮営林署の賀田発電所が竣工した。古川の水力を利用した100キロワットの電力は製板工場に使用された。
とあるので、これかと思います。
須川さんは幼少の頃、この辺りで良く川遊びをしたらしく、この流れをたくさんの鰻が登っていた話しを聞かせてくれました。
今も見事に残る美しいラインやその構造は素晴らしいものでした。