オープニングの寄席太鼓をから最初の演奏をおこなったのが愛宕陣太鼓連響風組(福島県)
演奏を始める前の今の福島県の話は、重くのしかかり今も消えることがない。
山本太郎の言ってることが正しいんです。と言い切った。
マスコミの書くものを読んでいると違ってとらえる部分が多く、どれが正しいのか見えにくい中で、はっきりと言い放った。奪われたまま何も戻らない、遠い未来まで戻ることがないことなのだと考えさせられた。
熊野は原発が近くになくて良いですね・・・・築き上げたものを全て失われ、戻ることもないとわかっているところに住んでいて、戻れない人の話だけに会場は言葉を失った。
しかし太鼓の演奏は観客の心をとらえた。最初の話があったからかもしれないが、それ以上の演奏が、一音(一打)が、人の心に響く十分すぎる音だったと思う。
途中の雨の中、演奏が始まるのを待つ人。
18年間続いた想いは、客席にも生きていると思えた。
私の友人が多くいる地元の太鼓 熊野鬼城太鼓 彼らの音も多くの人を魅了して、この音を聞きたくて来る人もいる。
そして、この太鼓もすごい。
輪島和太鼓 虎之介(石川県輪島市)
和太鼓とは楽しんだよ、すごいんだよ、すきなんだよ。だからたたくんだよ。そんな印象を受ける。
少年、少女たちが音と遊ぶ。
客席は呼応する。
写真を撮りながら泣きそうになる。