格差のない平和な社会をめざして   

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平和のうちに生存する権利(平和的生存権)

2014年01月04日 | 憲法を生活に生かそう
 日本国憲法の前文には「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」とあります。

 平和の実現には、困難な現実がいつも立ちはだかります。
厄介なのは、紛争する国家のどちらにも正義があり理念があることです。
平和を実現させるためには、極めて崇高な理念が求められます。
日本国憲法の理念を、絶対平和と切り捨てる考えは、平和を求めないと同義語です。


【福島みずほのどきどき日記】から

平和的生存権を  (2013年12月28日)

 昨日、沖縄県知事が辺野古沖の海上基地の埋め立について、承認をする記者会見をしました。
沖縄の人々 、人々に対する裏切り以上の何物でもありません。
なぜ変節をしたのでしょうか。全国の75パーセントの基地が沖縄に集中しています。沖縄では、事件事故が頻発しています。
 沖縄の人々には、日本国憲法が保障している平和的生存権が保障されていません。
安倍内閣は、秘密保護法を成立させ、
2014年には、国家安全保障旧法案を提出し、成立をさせ、集団的自衛権の行使を容認しようとしています。
まさに戦争のできる国を作ろうとしています。
沖縄の新基地は、まさに日本とアメリカが一体となって、あるいは連携をして世界で戦争をするための大きな基地となります。
 私は、大臣の時に沖縄の辺野古に新基地を作るという閣議決定に署名をすることを拒否し、大臣を罷免になりました。
社民党は、それを理由に連立政権から離脱をしました。
沖縄の人々を裏切らない、平和的生存権を実現をするために全力を尽くしていく、それがその時思ったことです。
アメリカに行き多くの人と話し合いや交渉をしてきました。
沖縄の人たちも直接アメリカへ行き、多くの人たちと交渉をしてきました。
今回沖縄県知事が、沖縄の人々を裏切って、政府の圧力に屈したことは、本当に残念です。
しかし、沖縄の多くの人たちが、このことに屈しないと言っていることが本当に心強いです。
民主主義を実現するために共に力合わせたい、心からそう思います。
安倍内閣が数の力さえあれば何でもできると考え、強権的に力ずくでやろうとしていることに多くの人たちと抗していきたいと思っています。



 
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