暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

屋号

2019年03月18日 | 古民家

 交通が発達していない場所・・・山の奥・・・離島などで・・・・同じ苗字が多く見受けられます・・・。

兄弟・・・親戚・・・・養子先が同じ姓だったとか・・・狭い町で・・・他から変わった苗字の人が来るか・・・

新たに苗字を作らない限り・・・どうしても同じ姓が増えてしまうので・・・

そんな時、屋号を使っていました・・・。(時代と地域で屋号を使う理由は様々あります。)

(自由に苗字を付けていた時代・・・苗字を名のれなかった時代・・・いろんな時代の流れはありました・・・。)

同じ苗字が多いと、どこの誰さん川から無くなるので・・・・

商売をしているなら、その商いの名前だったり・・・地名だったり・・・

そこに住む人の特徴を元に・・・称号が付けられるのですが・・・・・

角に家があるので・・・カドん家(かどんち)とか・・・・

下駄屋・・・油屋・・・などなど・・・・・・

(花火や歌舞伎で良く聞く掛け声的な名前・・・たまや~とか中村屋!とかも屋号ですね。)

家紋は屋号を記号化したもので・・・蔵の妻部分に、漆喰で鏝絵のように書かれているのを見ると・・・

なんとなく風格があって・・・家柄が良く見える様な気がします・・・。

町を歩いていると・・・表札や・・・看板に同じ苗字の〇〇電気・・・〇〇建材など・・・・

廻りに同じ苗字の多い場所を見かける事もあると思いますので・・・少し気にして散歩すると・・・

その地域で、ある程度豊かだった名主の家系だったり・・・豪農の家系だったのかもしれません・・・。(あくまで一般論です。)

子供も少なくなり・・・兄弟もめっきり顔を合わさなくなり・・・

実家も解体されて・・・親戚とも疎遠になると・・・自分の家系がどんなだったか・・・

屋号は・・・?家紋は・・・・?

自分の年代でも・・・少しづつ解からない事も多く・・・親に聞いていない事も多くなってきています・・・。

古い風習・・・・時代に合わない・・・・知っていても意味が解からない・・・

文化は・・・自分の生まれ育ってきた国の歴史です・・・。

他にはない独自の文化を誇りに思い・・・・

海外の方にも知って頂き・・・未来の子供達にも残していけたらと想います。

 

 

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