暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2019年03月24日 | 古民家

 日本を代表する木は杉・・・とイメージする人は多いと思います

花粉の時期で・・・苦労されている方々も多いので、杉と思っているのでしょうか・・・?

日光へ続く道として有名な、「例幣使街道」に立ち並ぶ壮大な杉並木や・・・

伊勢神宮の神宮杉などを見れば・・・御神木のような扱いになっているのがよく解かります・・・。

戦後、森復活の手段として・・・早く育つ・・・そんな理由で単純に植林されてしまった事情もありますが・・・

戦後70年・・・植林された多くの杉が・・・伐採されるのを待っています・・・。

 

ご存知の通り・・・輸入される木材の方が安いと言う矛盾と・・・

日本の山から木材を伐採すると赤字になる矛盾のおかげで・・・

日本の木材は山から切り出されること無く・・・間伐などの手入れもされる事無く・・・

放置状態で・・・・買い手の無い山が益々荒れ果てているのが現状があります・・・。

 

そんな中・・・・国産材の杉を使った家具を作ろうと・・・いろんな工夫をしている会社さんもあって・・・

家具意外にも・・・杉の製品をこの所よく見かけます・・・。

柱の材料として・・・床材として重宝される杉材は・・・ぬくもりがあって、肌触りが柔らかくて良いのですが・・・

柔らかい・・・が特徴の反面・・・・・・強度が必要な家具などの材料としてはなかなか向かないので・・・

杉の家具はあまり作られませんでした・・・。

個人的にはおもしろいとは思うのですが・・・杉材に圧力を加え・・・1/3くらいにつぶして・・・

密度を上げた杉材で家具を作る会社さんがあります・・・。

空気を含んだ杉の良さも無くなってしまった木材で本当に良いのか・・・・?

疑問に思う考え方もありますが・・・

集成材・・・(木片を接着剤で固めて梁や柱材・・・板材として利用する加工材)も同じような考え方で・・・

それを木材と言って良いのか・・・?柔軟な考え方も必要なのか・・・?賛否両論です・・・。

どちらにしても・・・まずは・・・国産材を上手く利用して・・・森を復活させる事・・・

いろんな工夫と・・・考え方で・・・コトを動かす手立てが必要です・・・。

国などが進める、開発行為・・・無駄な森林破壊・・・公共事業と大鉈をふるって、村や地域を消滅させるような行為・・・

循環可能な暮らしを考えない・・・・今だけの快楽を求めるような考え方を改める・・・

そんな事も・・・森や・・・農村・・・漁村を守る方法だと気付いてほしいと想います。

 

 

 

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