緑の風が舞う景色から・・・黄金色の絨毯が敷かれる景色に変わって行く・・・
田舎の景色に背を向けながら走り・・・気が付けば、古い写真や映像でしか映せない記憶になってしまう・・・。
うつろいやすい文化では無い、隣にいてくれた大切な暮らしが・・・
大丈夫・・・と思いながら薄れて行く・・・。

昭和の世界が新鮮で・・・明治・大正の時代はカッコ良くて・・・
廻りまわる時代の中に・・・暮らしを支える文化はなかなか廻ってこなくて・・・
食や住の底支えは・・・時間が止まったままのような気がしてしまう・・・
新しい住まいが増えれば増えるほど・・・古き良き時代の空き家が増えて行き・・・
食が綺麗で新しくなれば・・・食育が必要と嘆いている・・・。

オケラにゲンゴロウ・・・オタマジャクシにドジョウ・・・・
シロツメクサにタンポポや・・・ササにアサガオ・・・
子供の頃に遊んだ場所には・・・友達の数よりもたくさんの生き物が待っていて・・・
いろんな事を教えてくれる・・・先生や友達で・・・
近所で出会う人も・・・怖かったり面白かったり不思議だったりしたけれど・・・
学校では教えてくれない何かを・・・盛りだくさんで教えてもらえた・・・。
両手からこぼれ落ちて・・・拾えてこなかったモノが、沢山あったように思います。