不思議なくらい小さな祠や・・・顔の見えないお地蔵さまが、道端に所在なさげに座り込んでいる・・・
俺の子供の頃からあったよ・・・なんて言われると、もっと先のおじいさんも同じような事を言っていたのかも知れないと思ってしまう・・・。
神頼みに・・・守り神・・・
玄関戸を開ければ何事があってもおかしくない時代に・・・
何事か怪しい場所に・・・神様仏様を置くのは・・・至極まっとうなのかも・・・。
神棚のある住まいが圧倒的だったのは・・・
暮らしに中に感謝の気持ちがあって・・・目に見えるモノすべてに神様や仏様が宿っていたから・・・。
家族が集う場所で、みんなに見える場所で・・・一番良い場所にあって・・・
古民家の住いに無くてはならない・・・大切な場所だった・・・。
見えないモノから頂いて・・・暮らしが育てられ・・・
たくさんの命を頂いて・・・住まいは造られています・・・。
住い造りに、繰り返しが必要なのは・・・頂いたモノを大切に使い続け・・・
それを自然に返して・・・また借りて暮らしを続けるを、またまた繰り返して行ける住まい造りが・・・
古民家の本当の良さで・・・いままで繋げられて来た意味があるような気がします・・・。
長く使い続けるのは当たり前で・・・長く伝え繋げる事が、住まいや暮らし・・・文化なんだと思います。