遠い所でカミナリは、ガラガラと鳴り続け・・・いったいどのあたりかな・・・?
そんな悠長に眺めていると・・・いつの間にかドンドコと、頭の上で唄っている・・・。
光の音よりは遅いけれど・・・音の早さもいけてるもので・・・
のんびりと構えていれば・・・洗濯物もびしょ濡れで、土や草の香りが漂ってくる・・・。
土の道を歩いた事があるだろうか・・・水たまりも激しい、凸凹の道や・・・
ヒタリと冷たい草の生い茂った道に・・・ジワリと湿った道や、グサグサと小石が絡み合う砂利道・・・
足の裏で感じる季節の変わり目は・・・日照りや長梅雨が生む、土の道が教えてくれます・・・。
柱や梁は木で組んで・・・壁は竹に土・・・屋根は萱や瓦、足元は三和土に石の礎石・・・。
自然の素材で造る古民家は・・・天候に左右されながら、時間を掛けて組み上げられ・・・
季節には、色とりどりの表情を見せてくれます・・・。
気ままな暮らしのように見えて・・・自然が相手では誰もがかなわない・・・けど・・・
それに抗うのでは無く・・・共存する、これからの新しい暮らし・・・それが古民家のススメです。