いつもとは違う高い天井は、暗く深く・・・隣で寝息の友達も・・・
そっぽを向いて寝ているようでも、目は明るくさえていて・・・
布団と畳の硬さに慣れない体も・・・チンチンに日焼けした体の温かさは・・・
瞼をとじようとしても・・・どこか楽しい明日を思うと、閉じる訳にはいかないような気がしてしまう・・・。
田舎のお家も・・・林間学校も・・・友達家族のキャンプでも・・・
夏休みの毎日に・・・心休まる時間は無いと思う・・・。

冬休みでも春休みでも無く・・・子供が成長するのは夏休み・・・。
忘れられない記憶が残るのも・・・夏休みだと思うのは・・・
おひさまの温かさと長い休みと・・・ご先祖様や家族との繋がりが感じられる時間を過ごすからなのかも・・・。

古民家の施設でたくさんのイベントが行われ・・・宿泊体験も出来て・・・
昔の暮らしの経験が出来ても・・・子供の記憶にどこまで残っているのか・・・
せわしない毎日を駆け足で・・・気付いた時に見上げ・・・空に映る記憶の姿は・・・
夏の想い出と・・・もどかしいほどゆっくり歩く暮らしで・・・
忘れられない毎日の世界に入って行けるのは・・・
時間だけが渡せる・・・大人と子供の入場券なのかも知れません。