古い家と・・・古民家と・・・
空き家になるのは古い家で・・・立派な古民家は保存され、程よい古民家は利活用されて・・・
解りずらい古民家は、空き家になったり解体されたりして行きます・・・。
どこまでも姿を残し・・・想い出や、しがらみの中でどこまでも問題が残り、空き家が程よく増えて行きます・・・。

とある古い歴史が積み上げられた住まいが・・・行先もままならない姿で、役目を終えようとしています・・・。
山の奥の、儚い集落が無かった事のように消滅する・・・それさえも知らない人も多くて・・・
どうしてそこに人が集ったのかも残されない・・・消える歴史になってしまう・・・
いずれ、どこもかしこも生まれ始まる空き家の渦は、古い空き家にも・・・古民家の空き家にもついて回って行きます・・・。

子供のいない公園に霞がかかり・・・公園の無い地域に子供がいなくなるように・・・
住まいが無ければ人の間にも霞がかかって行くのが・・・この先に待っている地域の姿かも知れません・・・。
100年住み継がれる住まいが、新しく建てられても・・・100年住み継ぐ人が居なくなる・・・
何を残し・・・何を造って行くのか、ずいぶん先と思いながらも・・・
いろんなモノが無くなる時間は・・・すぐそこまで来ているような気がします。