花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

ニッコウキスゲ満開の沼原へ

2011年07月10日 | 登山

沼原湿原のニッコウキスゲと大倉山(左)・流石山(右)
沼原湿原の調整池側展望デッキ付近から撮影・7月10日
訂正、最初深山湖側展望デッキと書きましたが、正しくは深山湖へ行く
ルート上の調整池の土手の下にある展望デッキですので、書き改めました



おなじみの立ち枯れのあるテーブルベンチ付近のニッコウキスゲ
調整池側の木道から撮影


沼原湿原の中央を横断する木道から大倉山方面のニッコウキスゲ


湿原に咲く「サワラン」別名アサヒラン・ラン科 この時期は、皆さん
日光キスゲに夢中で、木道脇のランは見向きもされない。
しかし中には、湿原に降りて写真を撮った跡が残っており、周りの草が
踏み荒らされていた。花好きが高じて花荒らしになっているのに気づかない
自己中は結構多い。私も気をつけないと危ない性格だからな。
他人に厳しく、自分に甘い(笑)


トキソウ・ラン科 名前の元になった朱鷺色が薄く、白色に近いが、唇弁に肉質
の突起が確認できる。


クモキリソウ・ラン科 だと思う、確信なし
 駐車場近くの登山道に咲いていた、花が緑色なので
周りの草にとけ込んで、なかなか見分けにくい。


上の写真から花の部分を拡大したもの、しかしピントがねーゴメン

 木道の有る景色


奥の方の木道は、周りにニッコウキスゲも咲いている


注目は、木道の右脇に見える水路、ほとんど乾いている


湿原入口にあるベンチとシンボルの立ち枯れ木

 乾いた湿原


沼原湿原の水路は、大雨の後にもかかわらず乾いていた。
この水路は、かつて馬の放牧場だった頃、馬の水飲み場の為に掘られた
水路だと聞いている(下の案内板の説明参照)


乾いた水路に、鹿(?)の足跡が残っていた。


奥の方には、わずかに水がある水路があり、コバイケイソウが
風情を添えている。


わずかに残った水路に目をこらすと、何かが動いている


上の写真の中心部をトリミングで拡大すると、なにやら黒い筋のような
ものが写っている。もしかしてサンショウウオかな
ここにはサンショウウオが住んでいると言われているが、これほど
乾燥してくると、絶滅のおそれも、何か対策はないのか


沼原湿原の子守石の前に立つ案内板
昭和20年頃まで馬の放牧場だったこと、戦後唐松の植林が試みられた事
昭和48年に発電用の沼原調整池が完成したことなどがかかれている。
水辺には、カエルやサンショウウオの仲間が生活しているともかかれています。

追記
木道の説明盤には、7月の花として「アカバナシモツケソウ」と表示されて
いますが、アカバナシモツケソウは、名前の通り「草」ですが、沼原には
「シモツケ」という低木が有り、似たような赤い花をつけます。
こちらは「木」なので、見分けが必要です。
見たところ、咲いているのは木の方の「シモツケ」が多かったので、説明盤
の改良が必要ですね。

葉っぱに切れ込みがある→アカバナシモツケソウ
葉っぱに切れ込みが無い→シモツケ

同じバラ科なのに、草と木に分かれています
シモツケの写真を撮ったのですがもイマイチなのでやめときます(笑)