北上市の座禅草群生地に向かう農免道路から焼石連峰
一関市の実家に、弟の法要に帰り、92歳の母が介護施設に
通い始めた事を確認して、つくばに戻る日、姉の誘いを受けて
北上市に有るという座禅草の群生地に出かけた。
私たち夫婦と姉と末弟の運転する車に乗って、北上市和賀町
藤根に有る座禅草群生地を目指した。
途中何度も残雪に輝く焼石連峰が目に飛び込んでくる。
「ふるさとの山に向かいて 言うこと無し 、、、、、」
石川啄木のあの歌が思い起こされる瞬間だ。
まさに「ふるさとの山は ありがたきかな」である。
北上市和賀町藤根に有る稲葉神社、この神社の脇の
道路の向かい側が群生地なので、この神社が目印となる
稲葉神社の拝殿
群生地の駐車場に立つ「ざぜん草の里案内板」
藤根地区の案内マップも立っている
座禅草・サトイモ科ザゼンソウ属
この花が開花するとき、花序が発熱して雪を溶かすという。
一説には30度近い熱を出すとも言われる。発熱する植物である。
同じサトイモ科でも水芭蕉は発熱しない。
ザゼンソウの群生地の様子、地区の人たちの努力で木道も設置された
本州でのザゼンソウの群生地の東限と言われ、規模は東北一という
稲葉神社の前には、ショウジョウバカマが咲いていた。
ショウジョウバカマの群生
せっかくだから和賀町の「水芭蕉の群生地」を見に行こう
と弟が言うものだから、帰りが遅くなると思いながらも
見に行った。
そして行く先で見たものは、驚くべき光景だった。
つづく