花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

ヒナザクラ咲く西吾妻山へ

2010年07月11日 | 登山
7月4日(日曜日)、花友二人とヒナザクラが咲く西吾妻連峰に出かけた。
常磐、磐越と高速を走り、裏磐梯から白布峠を越えて、米沢市の天元台
ロープウェイに向かう。
片道4時間近い走りである。

早朝4時、花友の家に車を止め、もう一人の花友が運転する車に同乗して
いざ米沢へ。
こんなに早くては、店も開いていないので高速に乗る前にコンビニに寄って
食料を調達、高速のPA等で休憩を兼ねて朝食をする。

梅雨時の怪しい空模様を見ながら、郡山に近づいたら青空も出てきた。
桧原湖の側を走り、白布峠にさしかかったら、何とサルが道路で遊んでいる。
なんだか最近あちらこちらでサルが増えているような。

8時前にロープウェイの湯元駅についた。
普段は、8時20分が始発なのだが、4日は市民トレッキングが有るので、早朝
運転が有り、早めに出発することが出来た。
ロープウェイと3本のリフトを乗り継いで、中大嶺の中腹 北望台まで行く。
でも往復3200円は年金者には痛いなー。

さて、詳しい紀行文は後ほど書くとして、お目当てのヒナザクラを紹介します。

ヒナザクラ (サクラソウ科サクラソウ属 基準標本は鳥海山) 西吾妻の大凹で撮影

東北地方の八甲田山から吾妻連峰の、亜高山帯から高山帯の雪田や融雪地のやや湿った
草地に生える多年草。

根生葉はやや肉厚で、長さ2~4センチ、幅0.5~1.5センチの倒卵形、上半部に
5~9個の歯牙があり、基部は細く葉柄状になる。

花茎は高さ7~15センチで 2~8個の白い花をつける
苞は線形、花冠は直径約1センチで5裂し、やや斜めに開く 裂片は2中裂する。
萼は鐘形で5深裂する。花期 7~8月 日本固有 以上山渓の「日本の高山植物」
から引用した

同じ吾妻連峰でも、西吾妻地域に生育し、東吾妻には生育しない。
しかも西吾妻は、ヒナザクラの南限と言われ、これより南には生育しない。
西吾妻では、雪解けの始まる6月下旬から7月上旬が見頃になる

東北には、白い花をつけるサクラソウの仲間に「ヒメコザクラ」という
早池峰山特産の花があり、その早池峰山には「トチナイソウ」というやはり
白い花をつけるサクラソウが有り、ややこしい。
トチナイソウは、別名チシマコザクラと呼ばれ、主に北海道の礼文島や
ポロヌプリ山やキリギシ山に咲く

他にはテシオコザクラという北海道の天塩地方に咲く花もある。


西吾妻の大凹に咲くヒナザクラの群生、雪解け後に一面に咲く


同じ大凹に多いのがこれ「アオノツガザクラ」
壺型の可愛らしい花が無数に咲く様は圧巻!


こちらは「かもしか展望台」から大凹に向かう木道の脇に咲いていた「ツルコケモモ」
あまりにも小さいので、気付かない人が多い。
湿原に咲くので、廻りの草にジャマされて、なかなかいい写真が撮れない花。
別な角度の写真が判り良いかも。


花だけでなく、蕾もなかなか可愛い。

尚、同じ仲間に「ヒメツルコケモモ」というもっと小さい花があり
見分け方は、「花柄に毛が有るかないか」で見分ける。
ヒメツルコケモモには毛が無い。


西吾妻山の花情報や、ロープウェイの詳しい情報は 
天元台ロープウェイ
をご覧下さい

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。