今年6月8日、尾瀬の御池に前夜から車中泊して、段吉新道の大橇沢に咲くという
トガクシショウマを見に行った。
前の日は、尾瀬の田代山の山開きに花友達と参加して、イワナシの花を見に行った後
自宅に帰る花友達と別れて、檜枝岐村の御池駐車場まで突っ走ったのである。
6月初旬の尾瀬は、まだ残雪があるくらいなので、夜になると冷え込みが厳しい。
最初は毛布をかぶって寝ていたが、あまりの寒さに夜中に目が覚めた。
隣の車は、エンジンをかけて暖をとっているのか、エンジンのうなる音がした。
御池ロッジの隣のトイレに行き、車に戻る時には身体が冷え切ってしまい、ふるえが止まらない。
これはヤバイ、あわててポットのお湯でコーヒーを作り、身体を温める。
トランクから寝袋を取り出し、防寒着を着込んで潜り込んだ。
窓から空を見上げると、満天の星空が見えたが、寒々しい感じがするのだった。
時折、夜中に走ってきた登山客のライトが、まぶしく差し込んでくる。
ガヤガヤという人の話し声で目が覚めた。
どうやらいつの間にか眠ったらしい。時計を見ると4時半である。
外を見ると、すでにしたくを終えた登山客が歩き始めている。
私も身支度を済ませ、コーヒーとパンの朝食を食べ、バナナ一本流し込んで顔を洗いに行った。
外は相変わらず寒く、ピーンと張り詰めたような冷気がある。
しかし昨日の田代山とは違って、青空が広がり始めていた。
まもなく陽が昇るのだろうか、空の一部がオレンジに染まっている。
カメラを三脚にセットして、駐車場の一番奥にある登山口に向かう。
広い木道を行くと、すぐに燧ヶ岳の登山道と別れ御池田代の湿原に着いた。
御池田代湿原、リュウキンカと水芭蕉が咲いていたがピークは過ぎている。
リュウキンカの花、ピークは過ぎているが黄金色に光っていた。
ミズバショウも時期的にはピーク過ぎで、傷んで巨大化した物が多いが、中には
こんな清楚な花も有る。
広い木道が続く御池田代、この辺までは車いすでも入れるかも。
しかしこのような花の多い場所は、いきなり一本道の古い木道になってしまう。
尾瀬と言っても、人気が有る尾瀬ヶ原とは違って、燧裏林道は静かな木道歩きが楽しめる。
じっくり花を眺めながら、花友達を連れてきたなら、どんなに喜んだ事だろうと思う。
その二に続く
トガクシショウマを見に行った。
前の日は、尾瀬の田代山の山開きに花友達と参加して、イワナシの花を見に行った後
自宅に帰る花友達と別れて、檜枝岐村の御池駐車場まで突っ走ったのである。
6月初旬の尾瀬は、まだ残雪があるくらいなので、夜になると冷え込みが厳しい。
最初は毛布をかぶって寝ていたが、あまりの寒さに夜中に目が覚めた。
隣の車は、エンジンをかけて暖をとっているのか、エンジンのうなる音がした。
御池ロッジの隣のトイレに行き、車に戻る時には身体が冷え切ってしまい、ふるえが止まらない。
これはヤバイ、あわててポットのお湯でコーヒーを作り、身体を温める。
トランクから寝袋を取り出し、防寒着を着込んで潜り込んだ。
窓から空を見上げると、満天の星空が見えたが、寒々しい感じがするのだった。
時折、夜中に走ってきた登山客のライトが、まぶしく差し込んでくる。
ガヤガヤという人の話し声で目が覚めた。
どうやらいつの間にか眠ったらしい。時計を見ると4時半である。
外を見ると、すでにしたくを終えた登山客が歩き始めている。
私も身支度を済ませ、コーヒーとパンの朝食を食べ、バナナ一本流し込んで顔を洗いに行った。
外は相変わらず寒く、ピーンと張り詰めたような冷気がある。
しかし昨日の田代山とは違って、青空が広がり始めていた。
まもなく陽が昇るのだろうか、空の一部がオレンジに染まっている。
カメラを三脚にセットして、駐車場の一番奥にある登山口に向かう。
広い木道を行くと、すぐに燧ヶ岳の登山道と別れ御池田代の湿原に着いた。
御池田代湿原、リュウキンカと水芭蕉が咲いていたがピークは過ぎている。
リュウキンカの花、ピークは過ぎているが黄金色に光っていた。
ミズバショウも時期的にはピーク過ぎで、傷んで巨大化した物が多いが、中には
こんな清楚な花も有る。
広い木道が続く御池田代、この辺までは車いすでも入れるかも。
しかしこのような花の多い場所は、いきなり一本道の古い木道になってしまう。
尾瀬と言っても、人気が有る尾瀬ヶ原とは違って、燧裏林道は静かな木道歩きが楽しめる。
じっくり花を眺めながら、花友達を連れてきたなら、どんなに喜んだ事だろうと思う。
その二に続く