たぶん、生きること自体が音楽
みたいなものなんだと思う。
生きることはみんなで奏でる交響曲
みたいなもの。
すべての人の音色がこの世界を
満たしていて、
その人の人生にじっと耳を澄ますと
聴こえてくる。
どの人の音にも、その人だけの
響きがある。
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秦 基博/朝が来る前に-Avant l’aube- (Réparer les vivants Ver.) 映画『あさがくるまえに』オフィシャルイメージソング
https://www.youtube.com/watch?v=TX_RiI-SXAg
たった一日でいいから、世界中の
人がものを言わない日というのを
設けたらどうだろう。
もし、一日が長すぎるというなら
ば、申し合わせて決めた数時間で
もよい。
そのとき、私たちは政治でトラン
プの賛否や、、身をすりよせるよ
うな人生相談からも、
そして儀礼的な挨拶や情事にまつ
わるゴシップからも開放されて、
そのかわりその数倍のことばを
聞きわける機会を待つことができ
る。
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鬼束ちひろ - 眩暈
青い鳥っていうのはみんなに
見えるとは限らない。人によって
見えたり見えなかったりする、
不思議な鳥さ。
世の中には、そんなふうに、人に
よって見えたり見えなかったりする
ものがよくあるんだ。
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松たか子 『つなぐもの』
恋という字と
雨という字を
入れ替えてみよう
。。・゚♡゚・。。・゚♡゚・。。
「雨が好き」
雨が振ってきた
雨が胸にポトンと落ちて
ひろがる
ポトン
ポトン
雨の粒が淡く染みになる
そこから広がって
外側に
波紋がひろがる
雨は
とても
やさしい
雨は
わたしを
やわらかくする
雨の粒はつめたくしみこんで
やがて
わたしは
あたたかくなれる
雨が好き
雨は
あのひとのようだから
雨にむかって
なにを思っても
雨は
ただの
雨だから
体罰教師の目にあまる暴行
や就職面接官の下品な発言
など、心ない言動が新聞紙
面上で報じられています。
また、何か問題が起きると、
政治家や経営者が秘書や
部下に責任を押しつけたり
する行為も、下請け会社に
無理難題を押しつける親
会社の姿勢もすべて根は
同じです。
自分よりも弱い者を見下
してつらく当たるのは、
その人の知恵のなさの裏
返しであり、人間性の下劣
さの証でもあります。
わざわざシルバーシート
をつくらないと、お年寄り
や身体の不自由な人に席
を譲るという心遣いもでき
ない―――そんな現代の
貧困な世相を映している
と言えます。
豊かにはなったが、自分の
ことしか考えない人が増えて、
優しさがなくなったなあと、
近頃とみに感じるようにな
りました。物質的な豊かさ
を求める中で、私たちは
心の豊かさを失ってしま
ったのだとしたら、こんな
に寂しいことはありません。
『春の夜明けならではの
情趣』
春の曙。「春眠、暁を覚えず」
は『春暁』という漢詩の一節
であり『枕草子』にも
「春はあけぼの」とあるように、
古来、春の夜明けには格別な
趣があると感じられてきました。
夜明けをいい表す言葉は数
多くあり、古くは、夜半から
夜の明けるまでの時刻の推移
が、
夜更にけから順に、太陽の
昇る前のほの暗いころは
「趣」、東の空が明るくなる
ころは「東雲しののめ」、
ほのぼのと夜が明けはじめる
ころは「暁」と区分されて
いました。
“春暁や低きところに月ひとつ”
/ 辻 桃子