ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「kiss」

2018年03月25日 19時39分50秒 | owarai

カワセミが見られる場所は、
深い緑に囲まれ、せせらぎは
黄昏(たそがれ)とともに色合い
や輝きが微妙に変化し、それは
神秘できれいだ。

「カワセミって翡翠(ひすい)
と書く。
翡翠色って、カワセミの
羽の色からきている。
尾がきれいな青で、
全体は深い緑。
宝石の翡翠も
その色に似ているから
なんだ」

あのせせらぎのまぶしい
水辺を思いだす
・・・・・・・。
「よかった、
君と見ることができて、君が
一緒にいたから、見れたん
だ」と彼女を抱きしめた。

「あの鳥が天使なら、
君が誘いだした女神だ」
そう言いながら、
彼女のくちびるをふさいだ。

さあ、
今夜、夢の続きをみよう~。
年を重ねるごとに
純粋になっていけたら
いいな


YouTube
Raphael Siddiq - Skyy Can You Feel Me

https://www.youtube.com/watch?v=ebUNV0kUIH0


妻のいる人を好きになったら

2018年03月25日 16時07分20秒 | owarai

あのひとのシャツの
木のボタンをつけてあげたっけ
 あれは雨の夜
 酒場の片隅で あたしはとても
 しあわせだった

愛さないの 愛せないの?
愛せないの 愛さないの?
だってあのひとは
妻のあるひとです


あのひとのシャツに
ついた口紅を拭いて
やったっけ
 あれは風の夜
 終電車を待ちながら 
 あたしはとても
 かなしくなった

愛さないの 愛せないの?
愛せないの 愛さないの?
だってあのひとには
帰る家がある・・・・・・

You Tube :
Stan Getz - Un Grand Amor

https://www.youtube.com/watch?v=wAp7k8fXzDA

 

 


「ある春の夕暮れ」

2018年03月25日 13時58分56秒 | owarai

静寂が辺りを包み
ひとあしごとに私は
明日に近づき

心は昨日に連れもどされる
まちがった角を曲がり、
まちいがった選択をしたの
だろうか

答えなんてないのに
後悔してしまいそうになる

踏み出したこの道が
どこへ続くか
今は
深く考えないようにして
深緑のベールを薄く
一枚ずつ剥ぐように
深緑の夕暮れの奥へと
分け入る

まだ一度も起こしたことの
ない行動を

 

You Tube :

Sarah Vaughan - "So Many Stars"

https://www.youtube.com/watch?v=z-NmVTYThKQ

 


青葉 恋よりも烈しく ーuno-

2018年03月25日 11時45分13秒 | owarai

桜の季節に、佳代子は東京にやって
きてわたしの部屋に泊まり、不倫
の恋を終わらせた。

 別れ話しの前の夜には「京都に
戻る前に、奥さんのところに乗り
込んでいく」と息巻いていたけれ
ど、翌日の夕方、わたしが仕事か
ら戻ってくると、佳代子はベット
の中から力なく「お帰りなさい」
とわたしを出迎え、

そのあとに、「疲れた。別れと同
時に魂も、抜き取られたみたい」
と呟いた。その夜遅く、学ぶさ
んからわたしの部屋にかかって
きた電話に、佳代子は「いない
と言って」首をふった。

走るのを、佳代子はやめたのだ
った。

わたしはひとりで、走り続けて
いた。三月が終わり、四月が来
て、桜がすっかり散り、五月(
さつき)の蕾が膨らみ始めても
―――来る日も、来る日も。

朝、目覚めた時にはまっさき
に、あのひとのことを考えた。
朝には夕暮れ時の風景を、夜
になると朝の風景を、思い浮
かべる癖がついた。なぜなら
東京の朝は、ニューヨークは
まだその日の朝だから。

成田空港で、あのひとは教え
てくれた。
午前と午後を入れ替えて、二
時間引いたら、俺の時間。四
月になったらサマータイムに
なるから、引くのは一時間だけ。

これからは、同じ時間を共有
することさえできないのだと
思った。
俺の方がいつもあとから、追
いかけてるってこと。

朝と夜が反対になるなんて、
悲しいな。

なんで?
だって、同じ時間に同じ空、
見られないでしょ。
その代わりに、ふたつの時間
が持てて、ふたつの空を見ら
るじゃん。


コーヒーとクロワッサンと
フルーツの朝食をとって、
ひとり暮らしのアパートを
出るのは、七時四十分。あの
ひとの時間は夕方の六時四
十分。

わたしはいつも、少しずつ
暮れていくニューヨーク
の空を思い浮かべた。街を
思い浮かべようとしても、
行ったことがないから、
うまくいかない。

ひとりの例外もなく、誰の
心の中にも、大切な人が
棲んでいるのだと、当たり前
のことなのに、まるで初めて
知ったことのように、思う。

あのひとは今、わたしのこと
を想ってくれているだろうか。
わたしが想っているほどに。


「惹きつけられて」

2018年03月25日 10時25分26秒 | owarai

この人といつまでも一緒に
いたいと思う感情って、
こんな短時間でも形成されるんだ・・・。

人が人に惹きつけられるのって、
時間じゃないよね。
その人の個性がはっきりでていて、
それを好ましく思えば、

こんなにもすぐに人を好きに
なれるなんて・・・・・。


「結婚の選択」

2018年03月25日 09時37分02秒 | owarai

恋についての決断は、自分の
気持ちも相手の気持ちも、
目で確かめられないから
難しい。

特に、結婚を意識して相手を
選択する時は、本当に難しい。

なぜなら、結婚相手を考える
のに期限はないから、後に
なれば、もっと素敵な人と
出会えるかもしれないから
と迷うからだ。

ただ、何かを選ぶ時、その
選択が正しかったか、謝り
だったか、という答えは、
選んだ時にはまだわからな
いのである。

それが決まるのは、決断
した後、その選択を大切に
したかどうかである。

つまり答えは、選択時にあ
るのではなく、選んだ自分
にかかっている。

選ぶ時に迷ったり悩んだり
するのは、それぞれに長所
があり、短所があるからだ。

選択枠のどれかが飛ぶ抜
けて素晴らしければ、誰も
迷わない。

だから、「こちらに決めてよか
った」と選択が成功する確率
は、どちらを選んでも、50
%は選択の後の自分にかかっ
ているのである。

「自分の人生と恋愛の方向が
一致しない時」や「好きだけ
ど、でも嫌いな恋人がいる
時」、別れるかどうか、

とても迷うと思うけど、別
れるにしても、交際を続ける
にしても、どんなに迷って
選択しても、

その後、いい加減な気持ち
でいたいなら、良い結果
は生まれない。

それを忘れてはならない。

YouTube

Raphael Saadiq - Skyy, Can You Feel Me Live At Boston

https://www.youtube.com/watch?v=xDsHJW5E1zk


利他の心

2018年03月25日 08時16分26秒 | owarai

他人を幸せにしない限り
「人間の幸せ」はあり得ません
自分が幸せになりたいと思う
なら、人を幸せにすることだ。

人を幸せにしたいという
「利他の心」を持ち、人にやさしく
接したいもの。

人を幸せにしない限り、自分
の幸せはあり得ない。

たとえば、赤ちゃんが泣き出す
とお母さんは仕事の手をぱっと
止めて、赤ちゃんをあやします。

赤ちゃんへの配慮、これこそが
利他の心です。そして、こうし
た心を持ったお母さんのもとで
育った子どもは、自然に利他の
心を学んでいきます。

ところが今の子どもは、物心が
つかないうちに託児所に預けら
れ、お母さんから学ぶ時間が減
っている上に、

学校に上がれば、「勉強しなさい」
「ゲームはもうやめなさい」と
叱咤の連続です。

それが、母性的なもの、つまり
他人への配慮ができない子ども
の増加につながっているそうです。

利他の心とは自己犠牲ではありま
せん。他人が救われると、同時に
自分もいい気持ちになれるので

自分の喜びでもあるのです。
子どもにもそう教えてあげたい
ものです。


若葉 ー刹那ー cinque

2018年03月25日 00時00分26秒 | owarai

広いガラスの自動ドアの向こ
うに、ベンチがいくつか並んで
いた。まるで恋人たちに必要な
孤独を守ろうとするかのように、
ひとつだけ、空いているベンチ
があった。
見えない手に導かれるようにし
て、わたしたちはそこに腰かけた。

忘れな草の水色を滲ませた、夕暮れ
前の空。

ときどき、急に何かを思い出したよ
うに、吹いてくる突風。
ごーっと唸るジェットエンジンの音。
日常から切り離された、どこかよそ
よそしい、緊張を孕んだ空気に包ま
れて、わたしたちはただ、寄り添っ
ていた。

あのひともわたしも、言葉を失って
いた。五分前に会えた。でも五分後
に迫っている。別れを前にして。
目の前で、まるで意を決したように、
一機の旅客機が飛び立とうとしてい
た。

「あれが俺の乗る飛行機だったり
して」
と、あのひとは言って、わたしは
顔を覗き込んだ。泣き顔のように
なってしまっている、わたしの笑
顔を。

「俺けっこうドジだから、そういう
こと、よくあるんだよね」
わたしは黙って、あのひとのそ
ばに座っていた。喉がからから
に渇いていた。けれど、それは
何かを飲んでも、決して癒えな
い渇きだと知っていた。

「よく来てくれたね」
そう言ったあのひと声は、心なし
か、掠れていた。

「会いたいから」
「さっきは、驚かなかったなんて
言ったけど、ほんとはすっごく驚
いてた。心臓が止まりそうなくら
い」
「驚かせてごめんなさい。でもどう
しても会いたくなって」

「俺も。もう、どれだけ会いたいか
ったかというと」
言葉はそこで途切れて、長い両腕を
持てあますようにしながら、ぎこち
なく、それでいて、まるで電流のよ
うに容赦なく、あのひとは、わたし
の躰を抱きしめてくれた。

男の腕だと思った。欲望を感じた。
わたしの欲望だ。心臓が、早鐘を
打ち鳴らしていた。あのひとに、
聞こえてしまうのではないかと
思えるほど、好き、好き、好きと。
恥ずかしいくらいに。

でもその時、わたしの耳はちょうど
あのひとの心臓の真上にあった。
だから、聞こえた。あのひとの
胸の鼓動。それはわたしの鼓動
よりも何倍も烈しく、波打って
いた。

それから、キスがやってくる。

記憶の中ではすでに一万回、
いいえそれ以上、幾度も幾度も
重ねてきた―――たった一度
だけの―――わたしたちのキス。
繰り返し、繰り返し、すり切れる
まで再生しても、決して古びる
ことのない記憶。

思い出すたびに、胸の奥から湧
き出してくる情熱の息吹。それを
感じるたびに、わたしは無条件で、
愛を信じることができる。
わたしの唇に、あのひとの温かな
唇が触れた、その刹那。

それは、わたしの中でもうひとり
のわたしが生まれ、わたしのもう
ひとつの人生が始まった瞬間だった。