「いつでも母と」
山口惠以子 著
母との一連。
この言葉はあっているだろうか。
死へと向かうそのゆく先、
いくらかかるのかのお金も交え、肉親のひとりの最愛の、
別れを率直な感情を表現しながら、
おもうことは徒然へと。
哀しみもまた喜びも共に。
何より大変なのは排泄だとつくづく思う。
どうしようもないなかでの生への難題。
性もまたそこに加わる。
病院という独特の空気感、匂い。
たとえば窓から見えるもの、または聞こえるもの、
触れえるもの、そこに尊厳がいわんとしている。
生から死へとの道をいく。