余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

エンディングドレス

2020-06-28 08:43:10 | マイブック(は)
「エンディングドレス」
      蛭田亜沙子 著

片側の魂を失うとき、
混ざり合っていた魂は身動きができない。
どうしても、
そこからゆっくりと動きだすのは、
抱いた悲しみがカタチを変えて、火を灯す。
真嶋麻緒の出逢いの片隅。
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赤以外

2020-06-27 22:20:48 | みじかいとき(短歌)
赤以外
ふたりぼっちの
ときの糸
何色なのか
正体不明
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エージュの森

2020-06-27 00:49:27 | バラ色の獣の詩
これは秘密の呪文
魔法の言葉
迷子の居場所

エージュの森に住みついている
バラ色に輝く獣
会いに行く遅咲きの狐目
巡り会った優しい目
散策に疲れたおやつどき
午後の日差しでいちころころり
ひとつの白の形になる
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あってなくて なくてある

2020-06-27 00:42:35 | バラ色の獣の詩
種をまいた
その種はようやく実を結んだ

エクストラ

呪文のように呟いた
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狼の

2020-06-27 00:21:03 | みじかいとき(短歌)
狼の
仮面をかぶる
狐の目
バラの花束をそらにほおる
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