Doin' It Myself ~猫たちと暮らす家~

「猫たちと暮らしながらも、素敵なインテリアを実現!」
という夢に向かって奮闘中のDIY素人主婦です。

悲しい猫の話

2012-05-16 | 猫たち
こうしてキーボードで打っている今でも
書いて良いものかどうか、
すごく迷っています。
読む人たちも悲しい気持ちにさせてしまうか、
もしくは怒りや、それ以外の感情が
せっかくの楽しい気分を害してしまうかもしれない。
ですので、
もし気分を害されたくないと思ったら
是非読まないでください。
お願いします。














先週末、
我が家に遊びに来ていた外猫ちゃんが
天国へ行ってしまいました。

我が家に来るようになってから
どれくらいの日にちが経っていたでしょう?
数ヶ月?
数週間?
それも定かではないです。
外猫ちゃんたちは
しばらく来てるかと思うと
ずっと来なくなったり。
とても安定していません。

初めてそのミケちゃんを見たときは
すでに左の頬に怪我を負っていました。
そしてとても汚くてみすぼらしい。
他の外猫ちゃんたちは結構綺麗なんですが、
この子だけは妙にみすぼらしかった。
それにとても小さい。
体重は2kgくらいでしょうか。

怪我は自然に治ると思っていました。
そんなわけないのに。
猫ちゃんの場合は
顔を舐めてしまうので
唾液から細菌が入ってもっと悪くしてしまうのです。
怪我をするとよく獣医さんから
「舐めさせないように!」
ってエリザベスカラーを着けられますよね。

私はコンタクトレンズをしていても
視力が0.8とあまり見えないので
その子の顔を間近で見るまでは
怪我がどれほど悪いのか気付かなかったのです。

ものすごい膿で、
左目はもう完全にダメでした。
もうすこしで右目にも達しそうな感じ。
身体も弱ってきていて、
あまり食べていなそう。
もう一刻の猶予もない。
そう思ったのが先週の金曜日。
旦那は捕獲器を貸してくれるところに連絡しましたが
来るのが火曜。
そんなに待ってる時間はない。
金曜は旦那が取り逃がしました。
やっぱり自分でやれば良かった。
土曜日は絶対に捕まえると意気込んで早起きし、
捕まえたらすぐに動物病院に連れて行けるように
完全に支度を整えて旦那が起きるのを待ちました。

あの子を発見。
向かいの道路をトボトボと弱々しそうに歩いてる。
すれ違う人たちは何も気にしていない感じで
誰もその子に目を向けようとしない。

旦那が起きてきてゴミを捨てに行くと
近所の家の車の下にいたというので
タオルを持って出陣。

旦那が捕まえました。
この時点で
あの子はもう逃げる力がほとんどなかったのです。
すぐさま動物病院に連れて行きました。
土曜日なのですごく混んでいましたが
獣医さんたちはとても良くしてくれました。

最善を尽くしてくれたと思います。
あの子を助けようと
いろんな人たちが協力してくれました。
ですが翌日早朝
あの子は天国に行くことを選んでしまった。
あの苦しみや痛みや
そういうことから解放されたかったのかも知れません。
生きていくことに
もう疲れ果ててしまったのかも知れません。
それほど
苦しい日々を送ってきたんだと思います。
あの小さな体で
それもひとりっきりで
精一杯生きていたんだと思います。


あの子は、
今頃天国にいて
綺麗な身体になってるんでしょうね。
顔の怪我や痛みもなくて、
お腹が空いて彷徨い歩くこともない。
それに寒い思いもしなくてすむ。
天国はあの子を優しく迎え入れてくれてるでしょう。


私は、
あの子が日向ぼっこしていた
場所を見るとあの子を思い出して
悲しい気持ちでいっぱいになってしまう。

もっと早く捕まえて病院に連れて行けば!


もう遅い。
もう今更。


次は、
誰か優しいご主人さまのところへ
生まれ変わって欲しい。
そして
今度こそは辛い思いをしないで
長生きして。
お願い。


すべてを救えるわけじゃない。
でも救えたはずの命なのに。


悔やんでも
もう遅い。


せめて
あの子が生きていたことを
忘れないように。
それ以外何もしてあげられない。


それと、
もう二度と同じ過ちはしない!

コメント
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