夜にやっと小豆が帰ってきた。私は買い物にでかけた。
帰ったら小豆はもういない。
そして、就寝時刻。外から小豆が帰ってきた。私が小豆を撫ではじめたら、いきなり、私をおそいはじめたのだ。噛んだり飛び掛かって来る。
すねると時々こうなのだ。だが、今回はいつもより激しい。三回もとびかかってきたあと、まだ、私を威嚇していたから、彼氏さんが、低い声で、
こらっ、小豆!だめでしょ!
と、睨んだ。そしたら、小豆は、態勢を低くしたまんま、チラリと彼氏さんをみて、そして、しずかに、寝そべりはじめた。そっぽを向いて黙って横になった小豆を、眺めた。
涙が出た。
私が昼間、留守にしてるから、ほんとうに、寂しいのだ。本当は、いかってるのでなく、悲しくていた。悲しくて怒りがおさまらなかったのだ。
小豆はわがままで、気が強くい女の猫。すごく甘えん坊で、愛情表現感情表現すごく出して来る。
こないだは、布団の上に、ネズミのプレゼントもあったなあ。
どんな気持ちで、その時いない私へのプレゼントを置いたのかな。
私は小豆が大好きでたまらない。いつも、おでことおでこをあてて、私の気持ちを小豆に伝えてる。小豆も実は私の気持ちを知っているから、だから、小豆も私を大好きなのだ。
だからこそ、悲しくて、そして、怒るのだな。
まさに、私がこないだ、彼氏さんに向けたあの感情に、似ていたりしてね。
小豆、本当に、ごめんよ~。
本当に、大好きだよ。心底、私の子供だよ。ほんとうに、大好きでしかたない。