ここ数週間、夫はずっと浮かない顔をしていた。
仕事から、帰ってくると、暗い顔で部屋に入り、暗い顔で夕飯を食べていた
女3人いる家は、居心地が悪いのだろう
そうおもっていたら、一週間前、向うスネを打って、内出血して帰ってきた。
筋肉が切断されたようで、内出血と、腫れがそれはそれは酷かった。
痛みのため、仕事を休んだ2日目のこと。
夫に電話が入り、母親の訃報を夫の姉から、聞かされたようだ。
それから、すぐに夫は母親のもとへ。そして27日、葬儀を無事に終わらせることがでした。
葬儀が終わったころ、怪我をした夫の足の腫れや、内出血で紫色だったのが、だいぶ改善されて、見た目がよくなっていた。
夫は、ほらね。
という。
ここ数週間のあいだ、夫は、離れて暮らす母親と、意識化の中で、喧嘩していたようなのだ。
母親は、もう死んでしまうからと、親類知人に意識化で、挨拶に駆け回っていたという。
それを息子である夫が、春まで待て!と、叱り付けていたようだ。
それをみた、今は亡き夫の父、お母さんの旦那さんが、夫に、母をいじめるな!と、一撃をくらったのだ
怪我をした夫が、親父さんに問いかけてみたら、やりすぎたとおもったのか、すまなかったと、謝られたらしい
だが、葬儀もおわり、お母さんの生前の苦がなくなり、おかあさんが安心したのだな
それをみたお父さんもまた、安心したのだな
お母さんをはやく、死なせて、天国にはやく来させたくてたまらなかったのは、お父さんだ
27日、満月の日、夫、母、父、それぞれの悩みが解消されたのだ
お母さん、本当に今までお疲れ様でした
働き者のお母さんを尊敬してました
可愛いお母さん大好きでしたよ
息子を育てあげてくれて感謝です
毎日あなたの息子は、線香をあげますからね
お疲れ様でした