作家情報
Biko HAYASHI
金属工芸の世界では硬質素材(ステンレス等)の鍛金作家として高い評価を受けてきましたが、近年では江戸時代に端を発し一度は失われた技法を自身が現代に再現した金を含んだ杢目金、「金銀銅杢目金」に取り組み、精力的に制作を行っています。 金銀銅杢目金は、金を主体とし、銀、銅、赤銅などの素材の板を数十枚交互に重ねて積層し、高温の炎のなかで溶着、さらに鍛金、掘孔、鍛圧(鍛延)を繰り返しながら板状にし、幽玄な杢目模様を浮き立たせるという世界的にも例を見ない秀麗な金属素材です。当時は刀装具等の装飾金具として使用されましたが、現在の作品は茶道具、花器、飾箱等、現代に合わせたデザインとして創作されています。
10月4日 突然秋田に夫とドライブしたのです。秋田にいくのなら、市場にいこうとおもったのですが、お目当ての市場は日曜はお休みでした。
なので、夫の案で武家屋敷に行くことになりました。
佐竹歴史文化博物館 がありまして、入ってみました。なんと林先生自ら管理をしていて、館内を案内してくれました。
ご苦労されたなかで、若いころから金の技術を学んでこられたのは尊敬に値します。
いろいろとお喋りしていたら、義経や静の話になり、歴史的な背景をたくさん知っていらっしゃる方だとわかりました。
源頼朝の従弟にあたるのがなんと、佐竹藩だったらしいです。どうりで、佐竹家は、唐松神社の社を下におろしましたからね。唐松神社の前で落馬したのを気に食わないとして。あらま、源氏の血、そのものですね。
そして、林先生からメダルを私が頂いたのです。なんと千手観音様でした。
過去世においてきっと私が崇拝していただろう、と、なぜか思っていた千手観音様です。ありがたい。ありがたい。
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