私の生まれ故郷出身の方の、本を見つけました
早池峰山周辺の歴史、風習など、詳しく書かれていて、びっくりしております
著者
芳門申麓よしかどしんろく
題名 霊峰への誘い
霊峰 早池峰山は岩手県にある旧川井村、遠野市、大迫町の、三つの市町村にまたがる山です
瀬織津姫様を山の神様としていて、四方各所に登山口がありますが、遠野、大迫、旧川井村小国、旧川井村門馬かどまに、早池峰神社があります。
最近は、神社⛩仏閣ブームの影響か、瀬織津姫様が人気を博しているようで、大迫の早池峰神社が特に、全国から参拝客が来るようになりました。
旧川井村の、横沢地区からも、昔は登山していたので、年に一度草刈りの整備を、うちの母親が参加していたそうです
その母親が、山頂にいく途中に、貞任の穴があるのだよ、と、話してくれていました
東北の英雄安倍貞任のことです
貞任は、追ってである源義家に見逃されて、区界の兜山ににげこみ、はては、早池峰の山の山頂付近の岩穴にしばらく隠れていたと、旧川井村地区で語り継がれています
安倍の城があったということで、その名がつけられた安倍城山もあります
教科書に載らない歴史が、早池峰の山に秘められているようです
私の書いた、岩手の源氏史の本の中にも、安倍貞任の、じつは生き延びたかもしれない話をかいています
地元の伝承を地元の人間が伝えることが、今できる歴史保存なきがしたのです。そして何より、義経は平泉で死なず、じつは生き延びて北へ向かったという地元の伝説と、安倍貞任の話が重なったからでもあります
教科書に載る歴史だけが、真実とは限らないということですね
信じるか信じないかは別として、口伝は、後世に伝えることが先決なので、この本は地元民にはとても貴重な有難い本だとおもい、著者の方のご苦労を労いつつ感謝の意を表したいとおもいます
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