東京育ちの京町家暮らし 価格:¥ 1,500(税込) 発売日:2000-07 |
キョースマ ! (京都に住まえば・・・) 2008年 08月号 [雑誌] 価格:¥ 680(税込) 発売日:2008-06-20 |
ところが、最近は、京都は滞在する場所、さらには、住む場所と考えられてきているいるようだ。
京都滞在記専門のライターというような職業が成り立ち、
麻生圭子さんの移住体験記のような本が飛ぶように売れる。
雑誌の特集にも「京都に住む」をテーマにしたものがやたらと増えてきたナ、と思っていたら、
京都移住専門誌ともいうべき「京都に住まえば」という雑誌まで登場するようになった。
「京都に住む」というテーマは、
商業企画に十分のるだけのマーケット規模に成長しているらしいのだ。
日本も豊かになった。
たとえば、男女雇用機会均等法の第一世代の女性も大手企業の中堅となり、
京都のセカンドハウスとして小さなマンションくらいはもてるようになったのかもしれない。
昔京都を旅し、今や経済力を身につけた旧アンノン族といった層が、
実行するしないにかかわらず、そうした本や雑誌を手に、
いろいろと思いを馳せる、というのは十分に考えられることだ。
しかし、最近の京都移住本の人気や、京都中心部の異常な不動産ブームなどを見ていると、
もっと大きなスケールの地殻変動のようなものが感じられる。
考えられるのは、団塊の世代の京都移住だ。
京都を愛する人は多い。
特に、京都で学生生活を送った人はできれば京都に住み続けたい、と思ったはずだ。
しかし、就業機会は圧倒的に東京に集中している以上、京都を離れざるをえない。
三十数年前そう判断した団塊の世代(ベビーブームのせいで空前の競争を生き抜き、
今や、子育ても終え、就業機会の有無など全く考慮する必要のなくなった世代、
年金的には逃げ切り世代に属する)の人たちが動きはじめているのかもしれない。
最近の京都人気にはそう思わせる力強さがある。
京大、同志社、立命館など京都には大学が多い。
それらの卒業生の何%かだけでも毎年毎年京都にもどってくるとすると、
京都の街は一体どのように変わっていくのだろうか。
自分達のような変わり者って他にいるものだろうか・・とネットで探しましたら、いましたいました!私達以上の変わり者(失礼!)が。いやいやその造詣の深さには脱帽致しました。これからはキョースマ新入生としていろいろと教えていただければと思います。どうぞよろしくお願い致します。
私、京都というのは、いろんな魅力を内に秘めた街、という感を日に日に強くしております。
ケビン様の発見された、あるいは、再認識された京都の魅力というものを折々教えて頂けましたら幸甚でございます。
取り急ぎ御礼まで。