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平安京提要 価格:¥ 21,000(税込) 発売日:1994-06 |
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「平安京提要」という本、京都学のバイブルとまで言われながら、今や、幻の本でもある。
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京都に通い始めた6年ほど前、
京都について、少し本格的に勉強してみよう、と思いたち、
インターネットや書籍に眼を通していると、
「平安京提要」という本が、
この分野では、一番水準が高く、定評のある本らしい、ということが分かった。
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どんな本なのだろう?、と思い、
京都の古書店を訪づれた際に、探したのだが、なかなか見つからない。
三年ほど前の年の暮れ、やっと、
キクオ書店(河原町三条上ル)の棚で見つけたのだが、値段が随分高い。
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インターネットで、この本を買って感想を書いていた人の情報では、
二万円台だったのに、その時、キクオ書店では、八万円台で、ほぼ四倍。
あまりに、事前に得ていた情報と、相場の水準が違い過ぎるので、
躊躇したのがいけなかったらしい。
年が明けて、その次に、キクオ書店に行った時には、もう売れてしまっていたのだ。
結局、その後、神保町で、偶然見つけて買うことができたのだが、
私のささやかな経験でも、この本、入手することが随分難しい。
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ちなみに、「日本の古本屋」という、古書籍組合のサイトで調べると、
現在、在庫があるのは、全国でも、キクオ書店一店だけで、値段は、9万円台。
流通量に比べて、需要が超過しているのだろう、古書価格がジリジリと上がっている。
それでは、「平安京提要」、いったい、どういう本なのか?
ということになるが、大部の本なので、それについては、後日、機会を改めて、ご紹介したい。
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→「幻の本? 京都学のバイブル「平安京提要」(その2.)」に続く
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神保町で4万円台でたまたま購入できました。東京でも京都でも、この本、ほとんど流通していないようですね。復刻すればいいのに、と思いますが‥‥。