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「珈琲、卵サンド、おでん。。。
こんな京都の遊び方があったとは!
スクラップブック的フォトエッセイ集
2018年に片岡義男が、篠原恒木、
八巻美恵と共に何度か京都に赴いた、
その日帰りの旅の様子を中心にした、
エッセイと写真によるスクラップブックのような作品です。
それは、京都の喫茶店をめぐり珈琲を飲んだ記録であり、
おでん屋や定食屋、古本屋、土産屋を味わう散歩の記録であり、
片岡義男の短編小説が生まれるバックストーリーでもあります。
「葛切りがおでんの前菜」「五月最後の金曜日」
「柚子味噌を買います」といった作品を読んだ方は、
ニヤリとさせられることでしょう。
片岡流京都ガイドであり、作家の旅の記録でもあるのです。
【目次】
鴨の川原に秋が来た
ループのなかで、なりにけらしな
ロード・マネジャー、冴えわたる
桜がまだあった雨の京都で
芸妓がうしろ姿で販売する
九月二十八日快晴、半日の京都
【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。文筆家。
大学在学中よりライターとして「マンハント」
「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。
74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。
翌年には「スローなブギにしてくれ」で
第2回野性時代新人文学賞受賞。
小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに
写真家としても活躍している。
著書に『10セントの意識革命』
『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』
『日本語の外へ』ほか多数。
近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、
『窓の外を見てください』(講談社)などがある 」(内容)
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