老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

花街と芸妓・舞妓の世界

2020年09月07日 | 京都の花街

「 全国各地の花街とそこに生きる芸妓や舞妓、

それを支える職人たちの「いま」を、

歴史や文化、芸能など

さまざまな観点から紹介した書籍です。

花街――可憐な舞妓と洗練された芸妓、

そして彼女たちの珠玉の芸と

もてなしを誇る格調高いお座敷。

「一見さんお断り」の言葉でイメージされる

別世界と捉えられる一方で、

近年は観光地としての人気も高まり、

芸妓や舞妓は日本の美意識や

文化を伝える存在として注目されています。

花街があるのは京都だけではありません。

全国各地に、その土地の歴史や

習俗・文化と深く結びついた

特色をもつ花街があり、

地域に根差した行事や芸能を通じて、

そのもてなしの真髄を伝えてきました。

また近年はその文化を次代につないでいくことを目指し、

伝統を守るだけでなく、芸妓の育成方法をはじめ、

舞踊公演や一般向けの催し、他地域の花街との連携など、

時代に即して大きな変化をとげている部分もあります。

本書は、そうした全国各地の花街とそこに生きる芸妓や舞妓、

その稼業を支える職人たちの「いま」を記録し、

40年以上花街の撮影を続ける

カメラマン・溝縁ひろし氏の写真とともに、

歴史や慣習、芸能、行事、美粧など、

各地で育まれてきた花街と芸妓の文化を

さまざまな観点から紹介します。

■目次

◇花街という世界

おもてなしという「芸」/花街とはどんな場所か/

花街をかたちづくる業種/花街のことば

◇京都五花街

祇園甲部/宮川町/先斗町/上七軒/祇園東/

京都花街の歳時記/舞妓から芸妓へ/

立方と地方/芸妓・舞妓が学ぶ芸事/

花街の音色を守る今井楽器店

◇芸妓・舞妓のよそおいとそれを支える職人技

舞妓のよそおい/芸妓のよそおい/舞妓の髪型/

芸妓のかつら/花かんざし12ヶ月/舞妓の髪を結う/

芸妓の美しさを引き出すかつら/

季節をうつす花かんざし/

和の化粧/芸妓・舞妓の着付け/男衆/

四季のよそおいと着物/

「衣」をコーディネートする/色鮮やかな友禅染/

舞妓・芸妓の後ろ姿を彩る帯/

シャリ感のある夏の帯、ぬれぬきの帯/

見せる量でかわいさを表現する帯揚/

舞妓を飾る華やかなぽっちり/

日本髪を引き立てる刺繡半襟/

履物のいろいろ/芸妓・舞妓の小間物類/

夏のご挨拶・京丸うちわ/

祇園甲部年末の風物詩「おことうさん」と福玉

◇東京の花街

葭町/新橋/赤坂/神楽坂/浅草/向嶋/八王子/

江戸小紋と花街の着物

◇全国の花街

盛岡/七日町/古町/金沢/名古屋/元林院/

大阪/高松/松山/高知/徳島/博多/長崎     」(内容)

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