老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

青山・骨董通りのジョナサン、幻影

2009年12月12日 | 東京・青山ライフ

青山の骨董通りには、何年か前まで、ファミレスのジョナサン、があった。

二階建ての建物の二階部分を使って営業していたため、

通りに面しているのは、二階に上る階段だけ、

という不利な条件にもかかわらず、結構、繁盛していた。

もちろん、24時間営業で、

金曜日の深夜などは、

近くに六本木や渋谷から流れてきたのだろうか、

始発を待つ若者たちで一杯だったものだ。

場所柄か、近くに住む、高名なファッションデザイナー、小説家、サッカー選手などの姿もしばしば見受けたりもした。

1997年に、南青山に越してきた当初、このジョナサンの真向かいに住んでいたため、

眠れない夜など、文庫本を持ってコーヒーを飲みに行く、

というようなかたちで、二十四時間、書斎代わりに利用していたものだが、

そのジョナサンも、建物の取り壊しで、立ち退きとなり、今は無い。

その土地は今は更地となっており、

夜間、骨董通りを歩くと、、

丁度その取り壊された建物のすぐ後ろに隠れて、以前は見えなかった、

岡本太郎記念館(岡本太郎さんの旧宅)が、

ライトアップされて白く浮き上がるように見える。

それにしても、愛想のよかった学生アルバイトの女性店員さんたち、

毎夜片隅で司法試験の勉強をしていた若者、

いつも競馬新聞の分析に余念のなかった、明らかにプロの予想屋と分かる初老のオジサン、

みんな、今頃、どうしているのだろう、、、、。

「南青山便り」:トップページに戻る

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 老後の時間の過ごし方~ご当... | トップ | 東急文化村の、クリスマス・... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは、S&Y様!こちらではY君なのでしょ... (こんぐ)
2009-12-12 22:57:28
こんばんは、S&Y様!こちらではY君なのでしょうか?かわいい響きですね!
最近、10日に1度は、骨董通りを、六本木に向かって歩いています。先日、あれ?こんなところから岡本太郎の記念館が見えたんだ!と気付き、思わず、近づいてみました。なるほど、そうゆうことだったのですね。
その夜中のジョナサン、私も行ってみたかったです。


返信する
こんぐ 様 (Y君)
2009-12-13 01:47:44
こんぐ 様
コメント、有難うございます。
昨日、夕方から、東急文化村ミュージアムに、ロートレック・コネクション展というのを見に行き、少し疲れたので、つい先ほどまで仮眠をとっておりました。
当時、「骨董通りのジョナサン」というと、若い人の間では、結構知られたお店でした。
店員さんの教育もいきとどいており(そして、なぜか、どの店員さんもキレイで)、
そこにいるだけで若者文化の現在(いま)が分かる、といった感じもあり、
無くなると聞いたときは、本当に、ガッカリしました。
(→夜行性の私は、こういう、24時間眠らないお店が、大好きです)
ところで、昨日行った渋谷は、すっかりクリスマス気分、、、、
文化村の吹き抜けのところが、ツリーやイルミネーションで飾られ、それらを見上げるように、ドゥマゴというカフェのテラス席で珈琲を飲んだのですが、キレイでしたよ。
こんぐ様も、是非、夜の時間帯に一度お出かけくださいませ(東急文化村ミュージアムは、金曜と土曜は、21時までやってます)。


返信する
慣れ親しんだ場所がなくなるのは、ホントさびしい... (ボーノボーノ)
2009-12-14 06:55:09
慣れ親しんだ場所がなくなるのは、ホントさびしいですよね。
※ジョナサンの本社は武蔵野市西久保(私の生活圏)にあります。
本社近辺の店舗では実験的メニューをやっていたりして、面白いこともありますよ。
返信する
ボーノボーノ 様 (Y君)
2009-12-14 18:31:43
ボーノボーノ 様
コメントお寄せいただき有難うございます。
骨董通りでは、ジョナサンのほか、パパスが道路拡張のため一年ほど前立ち退きになり、そのときも、随分寂しい想いをしました。
ブログ拝見させていただきました。
武蔵野情報が充実していくのを楽しみにしています !
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京・青山ライフ」カテゴリの最新記事