老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

終活都市としての京都(その1)

2021年07月07日 | シニアライフ&終活

京都については

観光都市、

歴史(遺産)都市、

大学の街、、、

等々さまざまな性格付けが

可能だが、

私が個人的に

少しは注目されてよいのでは、、、

と考えているのが、

「終活都市(としての京都)」。

たとえば、

六波羅蜜寺の平清盛像

の前に立てば、

この世の栄華を極めた

権力者の死について

否応なく考えさせられるし、

随心寺や補陀洛寺に行けば

小野小町という

絶世の美女の、

そして、

誠心院の墓の前にたてば

和泉式部という

恋多き女の、

生と死について

考えさせられる。

ようするに、

京都という千二百年の都には

あらゆる種類(タイプ)の

人間の死が(すでに)あり、

それについて

考えさせられる機会も

当然ながら多いのだ。

( 続く )

( 追記 )

冒頭に掲げたのは、

「超越と実存」

小林秀雄賞を受賞した

南直哉さんの

「死ぬ練習」。

市井の人間を含め

あらゆる種類(タイプ)の

死のドラマが演じられてきた

千二百年の都・京都は、

「死ぬ練習」をするには

最適の場所ではないだろうか ?

「 永平寺で20年修行し、

現在は恐山の住職代理を務める禅僧が、

誰もが絶対に経験し、

逃れらない「死」を綴る一冊。

「死ぬこととは何か」

「死の恐怖をどう克服するのか」

「苦しまない死に方をするためには

死をどう捉えればいいか」

「死の苦痛を減らすためには

どう感じながら

生きていくのがいいか」

といったことを説いていきます。  」(内容)

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