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増補「徒然草」の歴史学 (角川ソフィア文庫) | |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA/角川学芸出版 |
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「 無常観の文学として親しまれてきた『徒然草』。
一方でこの書は、
鎌倉末期から南北朝時代の宮廷社会や生活空間、
和歌や家集のこと、東国・鎌倉の文化など、
兼好が見、聞き、感じたことの記録でもある。
これらの記述が史実とどう関わり表現されているか、
それを叙述の視点や方法・内容、時期などについて
歴史学の立場から検証。
等身大の兼好の実像に迫り、
時代や社会の息遣いを読み解く。
最新の研究成果を反映した増補改訂版。
著者について
五味文彦
1946年生まれ。
放送大学教授・東京大学名誉教授。日本中世史専攻。
人物史を中心に、絵画や文学、和歌などから歴史を解明。
著書に『殺生と信仰』『後鳥羽上皇』角川選書、
『中世の身体』角川叢書など多数。
『中世のことばと絵』でサントリー学芸賞、
『書物の中世史』で角川源義賞受賞 」(内容)