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「 京都在住の著者が紹介する、
ちょっと怪しい京の旅エッセイ集
京都には現世と冥界の境界線がある
と言われており、いまもなお
霊魂や死後の世界が身近に感じられる。
このエッセイ集は京都在住の著者が、
日々の暮らしの中で
訪ね歩いた京都および
京都近郊の不思議なスポット
で体験したおはなしから始まる。
上賀茂神社、伏見稲荷神社、
河内の風穴、一条通りなど
京都在住の人にはあたりまえの場所でも、
訪れる観光客などにとっては
その怪しさと怖いもの見たさに
ドキドキする場所であり、
これらのエッセイを読むと
すぐにその世界に引き込まれる。
そのほか、著者がバイクで走った
桜吹雪の中の宇治川ライン、
紅葉直前の周山街道、
湯屋温泉、田沢温泉、
乗鞍、岡山などの光景、
自身の幼少時代、学生時代、
中学教諭になってからの体験談まで
がふんだんに盛り込まれている。
一、夢かうつつか
二、旅
三、春夏秋冬
四、思ひ出
五、徒然なるまま 」(内容)
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