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「 出版社からのコメント
海外からの観光客が途絶えて半年。
その経済的損失の大きさにたじろぎ、
かつてオーバーツーリズムと言って
忌避したインバウンドの再生を
切実に待ち望む声が高まっている。
しかし、拙速な回復策は禁物だ。
同じ失敗は繰り返せない。
身近な場所での異文化交流を
文化都市に転換する力にする観光政策のあり方を示す。
【主要目次】
【主要目次】
序章 激増と消滅―経験から何を学び再生に活かすか
第1章 コロナ直前、日本で起こっていたこと
第1章 コロナ直前、日本で起こっていたこと
外国人観光客の急増
他
第2章 イタリア観光現代史
他
第2章 イタリア観光現代史
―反発と受容・活用を振り返る
ヨーロッパ観光産業の四つの発展段階
他
第3章 観光客の変化に応じて変わったイタリアの社会
他
第3章 観光客の変化に応じて変わったイタリアの社会
―交流の中で生まれた融合
団体旅行の誕生から個人旅行への転換
他
第4章 イタリアの観光公害と観光政策
他
第4章 イタリアの観光公害と観光政策
―都心整備・創造都市・持続可能性
地方の小都市の観光公害と交通まちづくり
他
他
第5章 観光を生かしたイタリアの稼ぎ方
―ホストとゲストの出会いが生んだスモールビジネス
歴史的環境を活かした厚利少売
他
他
第6章 女性が変えた京都の観光政策
―町家・町並みを育てたアウトバウンド経験
観光都市ではなく文化・芸術都市を目指す
他
他
第7章 アウトバウンドとインバウンドが生んだ四つのシフト
―国際水準の歴史観光都市への転換
他
第8章 コロナ後に向けた地方都市の観光再生
他
第8章 コロナ後に向けた地方都市の観光再生
―量を制御し質を高め地域を豊かにする八つの戦略
観光公害とコロナ・ショックから何を学ぶべきか
他
他
著者について
宗田 好史
1956年浜松市生まれ。
法政大学工学部建築学科、同大学院を経て、
イタリア・ピサ大学・ローマ大学大学院にて
都市・地域計画学を専攻、
歴史都市再生政策の研究で工学博士(京都大学)。
国際連合地域開発センターを経て、
1993年より京都府立大学助教授、
2012年より同教授、
2016年4月~2020年3月副学長・和食文化研究センター長。
京都市景観まちづくりセンター理事、
(特)京町家再生研究会理事などを併任。
国際記念物遺産会議(ICOMOS)国内委員会理事、
東京文化財研究所客員研究員、
国立民族学博物館共同研究員などを歴任。
主な著書に『にぎわいを呼ぶイタリアのまちづくり』(2000)
『中心市街地の創造力』(2007)
『創造都市のための観光振興』(2009)
『町家再生の論理』(2009)
『なぜイタリアの村は美しく元気なのか』(2012) 」