老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

インバウンドな光景 ~ 烏丸蛸薬師の交差点

2023年08月11日 | 京都と外国人、外国語

「 出版社からのコメント

海外からの観光客が途絶えて半年。
 
その経済的損失の大きさにたじろぎ、
 
かつてオーバーツーリズムと言って
 
忌避したインバウンドの再生を
 
切実に待ち望む声が高まっている。
 
しかし、拙速な回復策は禁物だ。
 
同じ失敗は繰り返せない。
 
身近な場所での異文化交流を
 
文化都市に転換する力にする観光政策のあり方を示す。

【主要目次】
 
序章 激増と消滅―経験から何を学び再生に活かすか

第1章 コロナ直前、日本で起こっていたこと
 
外国人観光客の急増


第2章 イタリア観光現代史
―反発と受容・活用を振り返る
 
ヨーロッパ観光産業の四つの発展段階


第3章 観光客の変化に応じて変わったイタリアの社会
―交流の中で生まれた融合
 
団体旅行の誕生から個人旅行への転換


第4章 イタリアの観光公害と観光政策
―都心整備・創造都市・持続可能性
 
地方の小都市の観光公害と交通まちづくり
 
第5章 観光を生かしたイタリアの稼ぎ方
―ホストとゲストの出会いが生んだスモールビジネス
 
歴史的環境を活かした厚利少売
 
第6章 女性が変えた京都の観光政策
―町家・町並みを育てたアウトバウンド経験
 
観光都市ではなく文化・芸術都市を目指す
 
第7章 アウトバウンドとインバウンドが生んだ四つのシフト
―国際水準の歴史観光都市への転換


第8章 コロナ後に向けた地方都市の観光再生
―量を制御し質を高め地域を豊かにする八つの戦略
 
観光公害とコロナ・ショックから何を学ぶべきか

著者について

宗田 好史
 
1956年浜松市生まれ。
法政大学工学部建築学科、同大学院を経て、
イタリア・ピサ大学・ローマ大学大学院にて
都市・地域計画学を専攻、
歴史都市再生政策の研究で工学博士(京都大学)。
国際連合地域開発センターを経て、
1993年より京都府立大学助教授、
2012年より同教授、
2016年4月~2020年3月副学長・和食文化研究センター長。
京都市景観まちづくりセンター理事、
(特)京町家再生研究会理事などを併任。
国際記念物遺産会議(ICOMOS)国内委員会理事、
東京文化財研究所客員研究員、
国立民族学博物館共同研究員などを歴任。
主な著書に『にぎわいを呼ぶイタリアのまちづくり』(2000)
『中心市街地の創造力』(2007)
『創造都市のための観光振興』(2009)
『町家再生の論理』(2009)
『なぜイタリアの村は美しく元気なのか』(2012)      」
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