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京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「イラストで見る京都の文化財~建築・庭園・仏像・絵画の基礎知識~」(淡交社)

2022年11月03日 | 京都の建築 &  庭園
イラストで学ぶ京都の文化財―建築・庭園・仏像・絵画の基本知識
イラストで学ぶ京都の文化財―建築・庭園・仏像・絵画の基本知識
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2009-10

随分以前ご紹介したことのある

「イラストで見る京都の文化財~

建築・庭園・仏像・絵画の基礎知識~」

という本について、

少し補足しておくと

この本は、二部構成になっており、

第一部「イラストで見る京都の文化財」では、

醍醐寺の五重塔、大徳寺唐門、

京都御所、二条城など、

京都にある個別の文化財36のイラストと

それぞれの文化財の歴史や部分の名称が載っている。

たとえば、醍醐寺の五重塔を見ると、

右ページに、醍醐寺の五重塔のイラストが載っており、

宝珠(ほうじゅ)、竜車(りゅうしゃ)、

水煙(すいえん)、九輪(くりん)、

請花(うけはな)、伏鉢(ふくばち)

といった各部分の名称が付され、

それらについて詳しく解説した

第二部のページへのリファレンスがなされている。

第二部「文化財の基礎知識」では、

社寺建築、神社建築、庭園、仏像、絵画の別に、

歴史的な変遷や

テクニカル・タームの分かり易い解説がついている。

たとえば、建物の軒にある

垂木(たるき)のページでは、

繁垂木(しげたるき)、本繁垂木(ほんしげたるき)、

半繁垂木(はんしげたるき)、疎垂木(まばらたるき)など

10種類の垂木について、イラスト付の解説があり、

神社建築の章では、古代から現代までの、

本殿や拝殿、鳥居などの様式の変遷が、

また庭園の章では、

日本庭園の歴史や構造、正真木(しょうしんぼく)、

夕陽木(せきようぼく)、景養木(けいようぼく)など庭木や、

庭石、鑓水(やりみず)、燈篭などの

イラスト付き説明が載っている、、、、

といった具合で、いたれりつくせり、の感がある。

オビには、「社寺の文化財を楽しむための基礎知識を満載」

「ちょっとわかれば、もっと面白い」とあるが、

この本を一冊マスターすれば、

京都の寺社巡りや庭園巡りが、

一段と楽しくなるのは、間違いなさそうだ。

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