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第三景 『通小町小野草紙』
小町に恋慕したう深草の少将のお話・・・
小町に恋慕したう深草の少将のお話・・・
小町は彼の愛を鬱陶しく思っていたので、自分をあきらめさせようと百夜通い(百日間欠かさず自分の元へ通い続けてもらう事)を要求する。
それを真に受けた少将は小町の屋敷に毎日かよい詰め最後の?までたどり着いたが、大雪のため途中で凍死してしまうのでした。
その、深草の少将が霊となって現れ小町に取りつこうとします。
しかし、少将の思いは届かず夜が明けてしまい少将は花道からせり下るのです。
(onePOINT:花道からせり上がったり、下りたりするのは、人間以外の動物、精霊、悪霊、等とされています。)
通ふ深草百夜の情小町恋しの涙の水が今も湧きます欣淨寺
と書かれています。
美しい小町に思いをよせる儚い恋の物語どす。
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