世界中の殆んどの民族が、
其々の神話を今に伝えています。
それらは遠い原初の時代の出来事を物語った
聖なる物語で、この世界や人間が
どのようにして生まれたのかを語っています。
その出来事を実際に目撃した人間など
誰もいないはずですが・・
それにも拘らず、
神話はある種の真実として人々に信じられ、
幾世代にもわたって語り継がれてきました。
それは、
神話と云うものが、
「世界はどのようにしてはじまったのか」
「世界の果ての向こう側はどうなっているのか」
「最初の人間は誰から生まれたのか」
「人は死んだらどこへ行くのか」
といった、
誰でもが
大いに悩まされる
根源的な疑問に答えてくれるものだったからでしょう。ね