オヤジのひとり言

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神話のはじまり

2015年04月15日 | オヤジのひとり言

多くの神話は、

先ずはじめに・・

世界のはじまりについて説明しています。

 バビロニアでは、

原初の混沌とした霧の中で

淡水の神 アブスー と、

塩水の女神 ティアマトが交わり、

多くの神々が誕生します。

これは、チグリス・ユーフラテス川の

河口付近のデルタ地帯を思い起こさせる情景です。

 北欧 エッダ神話では、

霧に包まれた巨大な裂け目の底で、

原初の牛が水をなめて飢えをしのいでいると・・

水のなかから最初の神 ブーリ が出現します。

これもまた、

氷雪に閉ざされた極寒の地をイメージさせるものです。

 このように創世神話の多くは、

其々の民族の特質や世界観を

色濃く反映しているのですが、

その一方で、

神話のなかには似かよったモチーフもあり、

いくつかの典型的なパターンが随所に見られます。