《祇をん の歳時記 》
「祇園はすでに、日本の文化遺産のひとつに
なっている。全国に色街の数は多いけれど、
京都の祇園ほど有名なところはない。
色街は徳川時代から、大名や文化人の遊ぶ
場で、そこは高級な社交場であった。客席に
はべる芸妓や舞妓は、きびしい芸事を仕込ま
れ、行儀作法を習い、舞や音曲だけでなく、茶
の湯や、華・香道のほか、お習字や絵を描くこ
とまで稽古の中に入っている。…
芸事の稽古は決して楽ではなく、殊に祇園の
井上流の舞の稽古はきびしいので有名だ。」
こんな中で『祇をん 歳時記』を進めようと思い
ます。
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『祇おん 歳時記』
「春の『都をどり』」に対して「秋の『温習会』 」があります。
『都をどり』の華やかさに対して『温習会』はしっとりとした
風情があります。
『都をどり』は四月の一ヶ月間ですが『温習会』は十月の
六日間だけです。 文字通り、踊りの成果を披露する発
表でもあります。ゆえに独特の張りつめた雰囲気があり
ます。以下の写真はもう六年前の『温習会』のスナップ
です。
ですから、六年の歳月の流れとともに、やめていった人
もいます。
かの有名な
「桂つ乃」さん姉さん「孝蝶」さん
「豆茂」さん「豆福」さん
「沙代子」さんこの時、舞妓さんだったひとは
みな芸妓さんになっています。
そういえば、「都をどり」は総勢117名の出演者
(芸妓54名、舞妓23名、お点前控え舞妓7名、地方25名、
淨るり8名 合計117名 平成18年 第134回 )ですが、「温習会」は総勢50名ぐらいの選りすぐり
の出演者です。