《もうすぐ『ひなまつり』♪》
灯りをつけましょ ぼんぼりに、お花をあげましょ 桃のはな ♪
三月三日は ひなまつり。
京都の旧家では一ヶ月遅れの四月三日にひな祭りを飾る
ところも少なくないです。新暦との季節感のずれを感じる
ところですが、「ひなまつり」は『桃の節句』とも言われます。
京都では新暦の四月に桃の花は咲きます。ある意味では
桃の花が咲く、四月三日の方が似合う「ひなまつり」です。
京都の雛祭りは男雛、女雛を飾る位置は関東などの、
一般的な飾り方とは、逆になっていると思います。
女雛を向かって左、男雛は向かって右に飾ります。
と関係していて、紫宸殿に座された
親王からみて左、日の登る東側が
位の高い場所とされたためです。
このため、親王からみて左に左大臣
(向かって右)、右に右大臣(向かって
左)とされました。
このため、男雛を向かって右に飾ります。
京都ではこれが一般的な飾り方になっています。
ちなみに京都の右京、左京も同じような理由で
紫宸殿からみた位置で左京、右京となっています。
地図では北を上にしてみる機会が多いのですが、
右側が左京区、左側が右京区です。