《大徳寺(塔頭)-「大仙院」 》
ここのお寺は室町時代の代表的な 枯山水庭園で有名なお寺
で、私も三度ばかり拝観しては、いるが、改めて『京都の歳時記』
のために、訪れたお寺です。
以前訪れた時も、住職の印象ばかりが、記憶に残ってあまり
「特別名勝」の庭園がかすんでいるのだが…。
以前は写真撮影は可であったような記憶があるが、…
拝観料を払うといきなり、大阪のおばちゃんぽい女が、写真撮影は
厳禁です。と言われた。
ホッ、…あの有名な和尚が見当たらない。比較的人が少なく、
今日は幸運かな。
方丈南側の 枯山水の「大海」でくつろいでいるのもつかの間
ドヤドヤとツアー団体が、20名ぐらい入って来た。そしたら、
和尚さんではなく、下の坊さんが声を張り上げて説明を始める。
同じ拝観料を払っているのだから…(拝観料400円)
一緒に付いて回ることに、…。
結局15分ぐらいの説明の中身は、「枯山水の名勝」と「方丈建築」
はそこそこに、「尾関宗園 和尚」の書いた書と書籍の説明…
そして、最後に現れました。尾関宗園和尚さん。
坊さん曰く、今日のお客さんは運がいい…。とそして和尚直筆の書と
本を買った人には、直筆のサインをいただけると。…
こんな感じの「大仙院」でした。
でも方丈を出てホッとするものを見つけました。
表門近くに咲いた可憐な梅の花です。
「大仙院」の「枯山水庭園」は確かにすばらしいものがあります。
しかし、これほどまでに、商売熱心に…この商魂は凄い。
「もてなしの心」いろいろとありますね。
以上で『京都の歳時記』「大徳寺編」を終わりますが、
沙羅双樹の花の咲くころ、5月下旬から6月にもう一度訪れて
みたいですね。
追記:おばちゃんに隠れてこっそり撮った写真です。