《霊雲院・雪景色》
東福寺塔頭霊雲院は肥後熊本細川藩とゆかりがあり、九山八海の庭(霊の庭)の
中央にある遺愛石は藩主細川忠利が須弥山の台と石船を作って送った「遺愛石」。
この世の世界は九つの山と八つの海からなりその中心が須弥山だという仏説。
本院は幕末、西郷隆盛と僧月照が密議を交わした場所でもある。
本院は一時荒廃したが、作庭家重森三玲によって修復された。
小書院の西にある臥雲の庭も重森三玲の作品だが、日本でも珍しい二階建ての茶室から
眺める庭である。
雪の有無による表情の違いを観てみてください。