健康診断ブログ

みなさん健康診断受けていますか?

ダブルアサインメントとマルチタスク

2022-03-28 06:45:10 | 社員向けメルマガ転載
東京都江戸川区の医療法人財団京映会の健康診断ブログです。

毎週月曜に社員向けのメルマガを書いて、もう16年目に入りました。
今週も、そのメルマガを転記します。

私達の仕事はお客様のためにやっているのです。
既存のお客様を死ぬほど大切にしましょう。
今日もお客様の名前を呼んで、目を見て笑顔で挨拶しましょう。私達は笑顔の会社です。


ダブルアサインメントとマルチタスク(一業務二人担当制と多能工、経営計画書P14)

「ダブルアサインメント(一業務二人担当制)」です。
一つの業務や取引先に担当者を一人ずつではなく、あえて二人の担当者を配置することです。
二人が業務を担当することで、「○○さんしかわからない」という「しか問題」を解消します。
仕事と育児や介護との両立だけでなく、不測の事態から組織と個人を守る重要なリスク対策です。

女性を戦力化するには仕事と家事・育児との両立支援施策が不可欠です。
しかし、いくら制度面を整えても、実際の働き方が変わらなければ、それは絵に描いた餅でしょう。
有能な人材には業務が集中しやすく、そうした替えの利かない社員が休むと穴を埋めるのが大変です。
担当者本人にしかできないこと、わからないことが多いため、業務を肩代わりする人の負担が増大します。
妊娠や子育てを温かく見守るゆとりが職場から失われ、マタニティ・ハラスメントにもつながりかねません。
その結果、貴重な費用を投じて育てた有望な社員に辞められてしまったら……それこそ、大きな問題です。

そこで全ての業務で「ダブルアサインメント」に取り組みます。
「〇〇さんしか、わからない、対応できない」という属人的な状態「しか問題」を防ぐ仕組みです。
属人的な業務が存在すると、担当者本人に過重負担がかかり、心身を消耗させるリスクが増大します。
担当者に不測の事態などが起きた場合に誰もカバーできないのでは、組織としての信頼性もありません。
ダブルアサインメントの取り組みは、そうした組織運営上のリスク対策としての面もあるのです。

ただし、仕事や取引先の担当者を一人から二人に増やすだけでは、人件費も2倍に膨れ上がってしまいます。
一人が複数の専門分野や担当を受け持つ「マルチタスク(多能工)」にならなければ人件費倒れを起こします。
ダブルアサインメントとマルチタスクの二つを組み合わせることで、コスト増や負担のしわ寄せを抑えます。
そして、社員がお互いに補い合う組織風土を醸成し、子育てや介護などの多様な働き方を支えていきます。

例えば「営業」はどうでしょうか?〇〇さんしかわからない・・・しか問題が多発してないでしょうか?
取引事業所様を担当するのは営業と情報処理の二人で「ダブルアサインメント(二人担当制)」としましょう。
仕事が集中している「有能な人」はどうでしょうか?・・・しか問題が多発していないでしょうか?
自分と同じ仕事ができる人を育て「ダブルアサインメント(二人担当制)」としましょう。
担当者しかわからなければ、何かトラブルがあった時にお手上げです。担当者が休むこともません。
組織で協働するということは、お互いを助け合うということです。そのためには二人必要です。

ダブルアサインメントとマルチタスクで二つ以上の仕事ができるようになれば、働き方が変わっても安心です。
これからは、事務作業や単純作業は、RPAやAIがやる世の中になっていきます。
働き方が変わります。経理も入力もそうです。受付も変わるでしょう。ほとんどの仕事が変わります。
この時に自分の仕事を守るために「抵抗勢力」になるのが、〇〇しか出来ない人です。
自分の専門仕事が無くなってしまうのは誰でも嫌なものです。気持ちは解りますが時代は変わります。
「抵抗勢力=〇〇しか出来ない人」にならないように、色々な仕事が出来るようになりましょう。

女性が活躍できる職場を『笑顔』で協力しながら目指していきましょう。
全ての業務で、ダブルアサインメントとマルチタスクに取り組んでください。

私達京映会の経営理念は『学習する組織』です。




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